わしろぐ

ジジイのプロ野球観戦雑記です。身辺雑記もあるよ。/ in Sendai

負けてもただでは起きない

  • F4−2E

 カード初戦と真逆のスコア。

 日ハムの先発・北山は、まだこんなのが残っていたのかあ...というくらい強烈だったな。春季キャンプの情報で、日ハムに山本由伸に似たフォームで化けそうな投手がいるというのは聞いていたが、うちの内星龍以外にも出てきたか...くらいに思っていた。昨日の北山がその人だったのね。すっかり忘れていたが、昨日のピッチングを見てすぐに思い出したw。これはやばいのが出てきたなという感じ。

 7回途中、107球2安打1四球10奪三振は6回までパーフェクトピッチングだった。いやあ、すごかった。ストレートの強さは山本由伸というより、西武の今井を思い出していた。日ハムにも今井を作っちゃまずいな...と思ったが、まだ、今井ほどの持久力はなかったようで、7回にようやくとらえた。

 で、そのとらえたのが、実況アナウンサーに「眠っている」と言われていた浅村だったw。7回の北山からはレフト前にタイムリー。浅村は9回の2点目もただき出し、このときはライト前への2ベースだった。ゲームには負けたが、チームとしては眠っていた4番が目を覚ますキッカケとなるゲームになった。

 今江イーグルスは転んでもただでは起きないのだ。



 うちの先発・岸は5回80球9安打4失点と苦い初登板となったが、万波の3ランが原因だからね。ピッチング自体はスコアほど悪くはなかったが、岸の一発病は、万波に限らず、今シーズンも要注意である。

 岸をリリーフしたのは鈴木ソラ、藤平、西垣。ビハインドの展開で比較的楽なシチュエーションではあったが、それぞれ持ち味を出して無失点。終盤の追い上げにつながるピッチングを見せてくれた。ソラと西垣は今のところはこういう役回りだろう。

 あわやパーフェクトゲームか...と心配させたが、どうにかこうにか次に繋がるゲームにして締めた。
 
 今江イーグルスは負けてもただでは起きないのだ。...大事なので二度言っておくw。

先発ポンセは古巣に手厚い恩返し、8番と9番のホームランでリードを守り、最後は新守護神が初セーブ。個人的にヒロインはキャッチャー石原というゲームだったなw。

  • F2−4E

 昨日のヒロインは石原だと思っていたら、初セーブとなった則本だった。ま、ホームゲームだったらポンセと石原、村林と則本が楽天ポイント10万点となるゲームだったと思うが、ビジターだったからね。先発のポンセでは古巣の開幕ゲームで角が立つし、投手キャプテンの則本という選択だったのかもしれない。でも、やっぱり石原だよなあ...w。

 石原がマスクをかぶってこれで2連勝。なんか運も持っていそう。キャッチャーのレギュラー争いは太田の独走かと思っていたが、今江監督の起用に応えて石原が持ち味を出してきた。不思議とチャンスメイクシーンで石原に打席が回っていたが、しっかりナイスバントを決めていたし、ピッチャーのワンバウンドもしっかりブロッキング、地味だけどキャッチャーらしい働きが随所にあった。

 ときどきアップになる顔の表情も落ち着いていて、何か安心感があった。ま、それはそういう目で見ていたからかもしれないw。

 こうなると、打てるキャッチャーではないが、〈キャッチャーらしいキャッチャー〉ということで、太田とけっこう張り合えるんじゃないか、と思っていたら、1点差で則本は厳しいかぁ...とか思って見ていた9回表に2アウトからソロホームランを打っちゃった。これがプロ入り初ホームランらしいが、石原の評価はこれでv字上昇であるw。



 ハズレ助っ人が続いた石井イーグルスだったが、今シーズンの投手助っ人は大丈夫そう。

 まずはポンセ。昨シーズンは日ハムにいて対戦もあったと思うが、ここまで強いボールを投げるピッチャーというイメージがなかった。
 昨日は5回75球3安打無失点という内容で、得点圏にランナーを背負う場面が何度かあったけど、そのたびにギアをあげて切り抜けていた。それができるポテンシャルが素晴らしい。

 気持ちにムラがありそうで突然乱れるシーンはあるかもしれないが、乗ればイケイケのピッチングをしてくれそう。
 そういえば5回裏のマウンドでバッターの伏見がフルカウントからタイムをかけたシーン、あれは昨年までバッテリーを組んでいた伏見がポンセの性格を知ってて取った陽動作戦と見た。
 しかし、変な雰囲気にはなったものの冷静に抑えていたから、ポンセもそこは大人になったということかもしれないw。

 ターリーと酒居は1失点ずつという内容だったが、あそこを1失点で踏みとどまれるところがあの2人の凄いところ。さすがのマウンドさばきだったと思う。この2人も任せられる、大丈夫だ。

 そしてセットアッパーはソン。渡辺翔太が来るかと思ったが、ソンだったね。ソンはいつになく強いボールを制球良く投げているからこれなら任せられるという感じ。渡辺翔太も控えているし、この2枚が使えるとなると心強い。

 初セーブの則本もいいスタートを切れた。1点差でのマウンドにならなかったのはやはり大きい、ここでも〈石原さまさま〉である。内容もよかった。石原のリードも良かったが、それに応えた則本も予想していた以上に落ち着いていた。あの場面で緩い変化球はなかなか操れない。もう少しバタバタするイメージがあったが、正直、則本を見直した。意外とやってくれるかもしれないw。

 攻撃では4番浅村と5番島内に当たりが出ていない。日ハムの4番、5番も似たような数字になっていたが、日ハムは4番にタイムリーが出たから、今日の第2戦あたりは変化が出てきそうだ。

 ま、浅村と島内もいつまでもこのままのはずがない、その点での不気味さは日ハムといい勝負だろう。

 それに、今の楽天は4番、5番に当たりがなくても得点できる攻撃スタイルが出来つつあるところが観ていて面白くもある。今江監督の強気の采配も当たっているし、これで浅村と島内が眠りからさめたらさらに面白くなりそう。

 ワクワクする、むふ...。

開幕カードを終えての雑感

 今日から北海道で日ハム戦。先発ポンセには古巣相手に躍動してほしいね。「俺を手放したことを後悔させてやる」くらいの感じでw。

 さて、開幕カードでは1勝2敗と負け越しのスタートとなったが、最終戦でサヨナラ勝ちしたことが救いだった。同じ1勝するならやはり最終戦がいい。勝って次のカードへというのは理想的である。選手たちは気分良く北海道入りしているはずである。

 昨日は移動日で試合がなかったので、開幕カードで気になった選手について、ざっくり感想などを書いておく。



 まず投手だが、先発では第2戦の荘司がやや調整不足の印象だった。前回のブログにも書いたとおり、フィジカル面というよりも投げ込み不足からくるメンタル的な影響だったように思う。なので、荘司の場合は次回登板こそが今シーズンの本来の姿になるはず。期待しかない。

 リリーフ陣は今江監督の構想にある投手を一通り使ったという感じ。開幕して最初の登板はやはり特別だから、早めに慣れさせておこうという狙いもあったろう。

 その中でオープン戦とはやや違った印象だったのはやはりルーキー松田だろうか。失点こそなかったが、さすがにオープン戦と違った緊張感を発散させていた。いきなりのホーム開幕だったというのもあるだろう。ただ、無失点で終えられたことは自信にもなったはずで、次はもう少し落ち着いて投げてくれるはずだ。

 鈴木ソラは心配していた「弱さ」が顔を出してしまった。オープン戦で今江監督にカミナリを落とされたときのことなどすっかり忘れてしまったような内容だった。あれじゃ駄目だよね。マウンド上で首を傾げながら投げていたけど、相変わらずバッターではなく、自分との戦いに意識が行っちゃってたみたい。もっと逞しさというか、ふてぶてしさが出てくればなあ...。甘いマスクが女性ファンにはたまらないと思うが、あそこでビシッと抑えてくれたら男性ファンも増えると思う。

 藤平はよかった。もう少しボールが暴れるかと思ったけど、案外大人の投げっぷりだった。期待しちゃう。



 バッターでは昨日も書いた4番・浅村だけ。この選手は忘れた頃に突然打ち出すから、技術的な問題よりも、ちょっとした意識の持ちようなんだと思う。
 NHK・BSの実況放送で解説者の宮本さんが浅村のバッティングについて独自の分析を混じえていろいろコメントしていたが、あれなんかを浅村がゲーム後に録画で見返せば良いヒントになったりするんじゃないか。
 並のコーチでは浅村に面と向かって技術的なアドバイスもしづらいだろう、...などと「0.00」という打率を見るたびに思ってしまうw。

今江イーグルスの初勝利はサヨナラ勝ちだった。途中で2度ほどテレビのスイッチを切りそうになったけど切らなくて本当によかった...w。



総括

  • E4−3L

 いやぁ、ようやく勝ったか...。今江監督の初勝利はかなりの難産だったが、それだけに感動的で印象に残る1勝になった。直前までの連敗を忘れさせてくれる初勝利だった。

 今江監督は不振のフランコを2試合で見限り登録抹消、代わりに一軍登録した辰見鴻之介を代走に送り出し、その辰見がサヨナラのホームを踏むという劇的な勝利になった。
 
 ゲーム後の監督インタビューで今江監督もコメントしていた。小深田が打ったサヨナラの犠牲フライは浅かったが、辰見がランナーだから走らせたのだろう...と。その意味でも、フランコの代わりに辰見をあげたこと、あの場面で代走に出したこと、今江采配が見事的中したサヨナラ勝ちであった。

 今だから言うけど、3回表にレフト阿部の痛いエラーも絡んで3点先制されたときには、「こりゃ今日も駄目だ...」とテレビのスイッチを切るところだった。よかった、あのときスイッチを切らなくてw。おかげでサヨナラの初勝利を見ることができた。あそこでスイッチを切っていたら今シーズン最大の後悔になるところだった。

投手

 先発の内星龍は落ち着いた立ち上がりだった。先発に転向して最初の登板だったが、先発で一番難しい立ち上がりをスムーズにやってのけた。これだけで内の先発転向は成功(合格)だったといえる。

 問題はやはり3回表。2アウトから源田に四球を出して、そこから連打された。ランナーを背負ってからのピッチングには課題がありそうだ。ただ、炎上しなかったところはやはり適性ありということだろう。

 6回まで内がゲームを壊さず、そのあと酒居、ターリー、則本が初登板となった。いずれも無難に無失点リレーを見せてくれたのはさすが。


攻撃

楽天のアキレス腱

 劇的なサヨナラ勝ちは結果オーライ。

 本当はもっと楽に、強いチームらしい勝ち方のできるゲーム展開もあった。それが出来なかったところに楽天の弱点、すなわちアキレス腱を見ることができる。それは4番・浅村の存在である。プロ野球ファンならだれもが認める〈楽天の4番〉なんだが、楽天ファンならだれもが認める〈楽天のブレーキ〉でもある。

 例年のことなので、ある程度の覚悟はしていたが、ここまで重いと、応援する身には、正直、かなりしんどいw。3ゲーム終わって打率0でしょ、チャンスに回ってくる4番がまったくの「空砲」なわけだから、これではなかなか「楽に勝てる」とはいかない。

3回裏の攻撃

 3点先制された3回裏の攻撃。1アウト1、3塁で4番浅村だった。同点、あわよくば逆転とするのにこれ以上ない絶好のチャンスに4番・浅村はライトフライで2アウト。このあと島内が四球を選び、阿部のタイムリーで同点になったわけだけど、このときの正直な心境は、チャンスでライトフライの浅村を嘆く気持ちよりも、ゲッツーにならなくて良かった....だった。

 阿部のタイムリーで同点に追いついた、「ありがとう浅村...」ってなもんである。浅村以外のところをどう動かして得点に結びつけていくか、これが楽天の戦い方、勝ち方なのである。だた、打線という意味では4番はブツッと切れてしまう打順だから頭が痛い。悩ましい。

 助っ人は早々に登録抹消して建て直しを図ったが、さすがに浅村はそうもいかない。そこが浅村イーグルスの最大の悩みどころであるところは昨年と変わらない。

9回裏の攻撃

 9回裏のサヨナラのチャンス。3番小郷で決めたかったところ、小郷は体よく歩かされ、4番浅村との勝負になった。そしてそれはまんまと的中する。開幕3試合めでは、さすがに4番に代打は出せない。

4番浅村にこだわる必要はない。

 マスター阿部はマズイ外野の守備があっていきなり3失点のイニングを作ったが、その裏に自らのバットで取り返し同点に追いついた。ナイスリカバリー。

 大人しそうに見えて、意外とチャンスに強いところを見せている。そういう意味では阿部4番もアリだと思うんだが。浅村はポイントゲッターというよりもチャンスメーカーとして少し楽に打たせる手はあると思う。2番浅村、3番小郷、4番阿部、5番島内なんて面白いと思うが、次の対・今井達也戦ではぜひこのオーダーを試してほしいw。

荘司康誠の第2戦先発は少し早かったのでは、...という妄想。

  • E2−8L

 カード初戦の早川の熱投はなんだったのか。

 ほかの選手が、いやチーム全体が、まるで戦う集団になっていない。オープン戦で調整を始めたばかりのチームのようだった。

荘司の誤算

 「今、それを言うか...」という批判を覚悟で書くが、先発の荘司の登板は次のカード以降にすべきだった。

 右膝故障で一度戦線を離脱、登板ローテを1週間飛ばしてちょうど先週末のジャイアンツ戦が開幕直前の登板になった。3回2/3 61球だった。それから1週間後の昨日のピッチング。まだ万全じゃなかった。身体的にというよりメンタル的なところで。

 あれはオープン戦の2勝めのゲームだったか、荘司が初球のストライク率を設定してほぼそのとおりのピッチングをして見せたゲームがあった。あのときの荘司が今シーズンの荘司なのだと思った。そして、チームとしてはあのときの荘司にしてマウンドへ送らなければならなかったのだ。

 しかし、昨日の荘司は右膝故障で1イニングでマウンドを降りたときの荘司そのものだった。今シーズンの荘司に昨日の4回5失点というパフォーマンスはあり得ない。4イニング中、3イニングの先頭打者を塁に出している時点で今シーズンの荘司じゃなかった。

 ピッチャー心理は繊細だ。荘司の右膝を、というか「右膝への不安」を甘く見たところが監督・コーチの経験のなさ、若さではなかったか。

 わたしの個人的な妄想かもしれない。次の元気な登板を見るまで拭えそうにないが...。


4番と助っ人もいつもの誤算なのか...

 攻撃陣ではチームを引っ張っていくべき4番がまったく戦力になっていないところがね、あぁ、いつもながら歯がゆい、情けない。

 浅村に対するこの感情はなんか懐かしい。それくらい楽天ファンが毎シーズン通る道になっている。浅村のこの状態はいつものこと、いずれなくてはならない戦力になってくる...。それは分かっているが、いい加減その状態を減らしてほしい、短くしてほしい。そのためになんかしなければならないだろう、ベテランなんだしプロなのだから。もし、それができないとすれば、チームは昨年とほとんど同じ道を辿ることになる。

 あとは助っ人だ。フランコには変化球を投げておけば安牌というところが定着しつつある。相手にとって、かなり確率の高い、信頼できる安牌になっている。オープン戦のときは昨年とは違って見えた気がしたが、あれは大きな勘違いだったか。

 今のフランコは結果を求めるあまり、力みまくっている。打てるボールかどうか、振っていいボールかどうかがまったく見えていない。
 
 今江監督が「実力の10分の1も出せていない」と昨シーズンのフランコについてコメントしていたそうだ。

 分かっているならなんとかしてほしい、まじで。

早川も進化しているが、今井もパワーアップしていたな(泣)。

  • E0−1L

 我慢比べのような投手戦。互いに初の開幕投手となる早川と今井の同世代対決は今井に軍配があがった。というか、どうだろう。今井が早川に勝ったというよりは、西武打線が楽天打線を上回ったと言った方がいいかもしれない。それくらい早川のピッチングも今井に負けていなかった。7回無失点は一緒だったわけだし。

 8回表2アウトランナー1塁の場面で3番・外崎、盗塁を決められランナー2塁となったところで2球続けたフォークを上手く拾われてこれが3ベース、痛い痛い失点となった。得点圏にランナーを置いての外崎、嫌な雰囲気はあった。

 初回にストレートをレフトへ大きな当たりされていたので配球は変化球中心になっていた。2球続けたフォークも決して悪いボールじゃなかったけど、外崎が上手かったなあ。あそこは助っ人との勝負を選択したかった...は今だから言えること。やっぱり、あそこで「さすがの勝負強さ」を見せた外崎を褒めるべきなんだろう。

 あの勝負強さと上手さが昨日の楽天の主力には見られなかったな。



 それにしても見応えのある投手戦だった。

 早川が慎重に丁寧に息の抜けないピッチングを展開しているのに対し、今井は多少のコントロールミスなどお構いなしに強いボールとエグい変化球をグイグイ投げ込んでくるスタイル。

 今井のボールはまるで生き物のよう。投げている今井自身もボールの行方はボールに訊いてくれといわんばかりの投げっぷりで楽天の打者は手も足も出ない感じ。甘い変化球がないわけではないが、それが読めないし、ストレートとの差が大きすぎるから完全にお手上げだ。 

 4番の浅村なんか3三振とキリキリ舞いだった。今井も浅村のときはギアを上げていた印象だ。お互いに「最初が肝心」とばかりに結果を残しておきたかったはずなのだが、この勝負は浅村の完敗である。西武ファンはさぞ気持ちよかったろう。ただ、まだ1回戦だからね...w。

 今井達也に7回2安打11奪三振無失点に抑えられ、今シーズンも楽天キラー健在を思い知らされるスタートになった。

 楽天にとって良かったことと言えば、小郷と村林にヒットが出たことくらいか。彼らが「2年目のジンクス」を打破するキッカケにしてくれれば意味があった、みたいな。

追伸

 「プレイヤーズファイル2024」が出る前に開幕しちゃった。ベースボール・タイムズ編集部よ、急いでくれ。

順位予想 2024

 いよいよプロ野球が開幕する。プロ野球のファンブログなのでやはり開幕前に「順位予想」くらいはしておこうと思った。昨年も書いていたしね。あとで読み返すと面白かったりもするので今年も書く。

真弓明信さんの順位予想に注目

 解説者たちのパ・リーグの順位予想は9割方「最下位予想」になっていた。残り1割でもいいから本当に最下位でない予想なんてあったの?...、と思う方がいらっしゃるかもしれない。それがあったんですよ。わたしの見た限りでも最低2人はいた。

 それが権藤さんと真弓さんだ。

 なんと3位予想だった。これね。さすがである。ちゃんと見てくれている人はいた。というか、チャラチャラ系の解説者の予想でなかったのはよかったw。

 中でも真弓明信さんの予想に注目した。なんといっても、真弓さんの昨シーズンの予想がこれだからね。ね、1位から3位までを当てちゃっているでしょ。Bクラスも日ハムと楽天を反対にしちゃっただけ。楽天を最下位にしていたのはちょっと「ウワッ」とか思ったけど、その真弓さんが今年は楽天を3位に予想しているのだ。ちょっと興味をそそられるところである。ぜひ根拠のようなところを聞いてみたい。


My順位予想

 で、わたしの個人的予想はこうだ。

  1. ソフトバンク
  2. オリックス
  3. 楽天
  4. 西武
  5. 日ハム
  6. ロッテ

 ソフトバンクオリックスは悔しいが別格の感じがある。特にソフトバンク。もともと地力のあるところに半端ない補強をしちゃった。ギータ、近藤に山川が加わり、ジャイアンツから加わったウォーカーもオープン戦ではけっこう打ってたようで覚醒しそうな雰囲気が嫌だね。栗原も復活したくさいし、この攻撃陣は手が付けられないくらいスケールが違う。攻撃力のスケールからすると投手力が普通だが、だからといって各チームの攻撃力がソフバンのそれを上回れるとはちょっと思えなかった。

 オリックスはさすがに山本と山崎の2マウンテンが抜けた穴を考慮すると1位には置けなかった。地力はあるチームなので2位に置く。

 西武は投手力がやっぱりいいから。高橋、今井、平良の3本柱に加えて隅田が急激に伸びている印象だ。攻撃では山川が抜けたといっても昨シーズンもそこは一緒だし、楽天のCS進出の最大のライバルになりそう。今日からの3連戦で総合力のようなところを実感したい。

 日ハムは新庄監督の3年目というところでオープン戦でもけっこう若い選手が戦い慣れてしてきていると感じた。最下位はないだろうというので5位に持ってきてみた。

 ロッテはポランコが残って、これにソトが加わったところが不気味ではあるが、佐々木朗希のインパクトが昨シーズンとあまり変わらないのと、他のピッチャーも怖いところで種市くらいしか思い浮かばない。攻撃陣は助っ人を除けば嫌らしいベテランが多い印象はあるが、さすがにピークは過ぎたろうということで。オープン戦の結果も考慮して最下位に仮置き。

 ただ4位から5位に置いたチームはいずれも油断ならない相手。ソフバンとオリックス以外はどこがどう変わっても不思議ではないな。

 最後に楽天の3位についても。
 さすがにCSには出たいでしょ。これが最低限の予想、というか希望。ファンだからといって優勝に置くにもソフバンとオリックスの別格さはやっぱり無視できなかった。ただ、この2チームを除けばいい勝負ができると思う。

 解説者が揃って楽天を最下位に予想した最大の理由は目立った補強がなかったせいだろう。ただ、補強以上に選手の進化があった。

 投手でいえば早川、荘司、この2人の進化は期待していい。松井裕樹が抜けたクローザーのポジションも則本がはまることでひとまず形にはなった。安楽の抜けたリリーバーも助っ人ターリーと藤平、ルーキー松田が加わったことでそこまでの被害はなさそう。

 攻撃陣も茂木や島内といったあたりの復活が期待できそうだし、昨年覚醒した村林がオープン戦では少し苦しんでいたが、ここは乗り越えないとね。

 ロッテ時代にCSから下剋上をやってのけた今江さんに、今度は監督で同じことをやってほしいよね。そしてオープン戦での4位はやればできるじゃん、と強気に出る材料になったかもw。

オープン戦は白星締め。成績も9勝6敗2分けの4位という結果でした。

 オープン戦の最終カードは2勝1分で終えた。相手はジャイアンツ、しかも第3戦は逆転勝ちだった。

 NHK・BSの番組でプロ野球の順位予想をしていたことは昨日のブログの蛇足として書いた。その番組に出ていた4人の解説者は全員パ・リーグの最下位に楽天をあげていたわけだが、その4人のうち何人かはセ・リーグの優勝にジャイアンツをあげていたのだ。そのジャイアンツに2勝1分けだからね。ま、オープン戦のたった3試合と言ってしまえばそれまでだが、なんかスカッとしたw。



 先発の内は4回64球7安打5失点と苦い締めくくりとなってしまったが、2ラン2本とソロ1本と全部ホームラン。反省すべきところはアリそうだが、自滅ではないので対応のしようはある。開幕前の洗礼と思えば、このタイミングでラッキーだった。

 ルーキーの松田は2番手。1イニング無失点。ドラ1の古謝は開幕2軍スタートという報道があったけど、松田は1軍スタートと見ていいだろう。

 3番手からが今シーズンの勝利のリレーメンバー(その1)。藤平、ターリー、渡辺翔太と無失点リレーだった。

 藤平はこれで3度目の登板となるが、いずれも無失点で切り抜けている。そろそろ信じてもいい頃かな。

 ターリーもようやく整ってきた感じ。

 渡辺翔太はいつでもOKだ。

 最後に新クローザーの則本。
 先頭の長野をポテンヒットで塁に出し、次を凡退にするもその次の梶谷に3ベースを打たれ1失点1点差となった。一瞬、嫌な展開が頭をよぎったが、そこから2者連続三振で1点差を守りきった。
 則本のポテンシャルがクローザー向きであることは認めるが、正直、メンタル的なところで則本のクローザーには全幅の信頼を置けずにいた。昨日のあの場面からの連続三振で見直した。則本に任せたい。



 攻撃陣もいい粘りを見せてくれた。
 初回に逆転され、その後4点差をつけられゲームは進んでいくが、よくぞ6回で同点に追いついた。一気に勝越しと行きたかった村林の打席は惜しかったが、田中和基が得点に絡んだところがギリギリ救いの展開だった。選手会長でもある今シーズンは久々に強いカズキが見られるかもしれない。

 そして7回に勝越し。こういう野球を見せられると、世間では〈最下位が常識〉だとしても、楽天ファンとしては信じて応援できるというものだ。

荘司の右膝は大丈夫そうだね。

荘司チェック

 オープン戦はジャイアンツとの第2戦。結果は1−1の引き分けだった。

 昨日のゲームの注目点はなんといっても右膝故障で登板回避していた荘司康誠の回復具合のチェック。
 ローテを1週間飛ばしての登板になったが、3回2/3 61球2安打6奪三振無失点という結果は、イニング数はやや短かったものの「まずは上々」と言っていい。球数を決めていたのか、前日の早川同様イニング途中での降板となったが、内容は文句なし。ゲーム後に右膝の異常を伝える報道もなかったし、復活登板は合格点でいいだろう。
 荘司は当初予定どおりなら開幕カード第2戦目の登板が濃厚と言われている。ただ、今江監督は意外と慎重派なので、昨日60球で切り上げたことをどうとるか。投げ足りなかった分は開幕2戦目にとっておけ、そういうメッセージだったと見たいところだ。


リリーフチェック

 荘司を4回途中からリリーフしたのは支配下登録を目指す清宮虎多朗だった。昨日は「制球難」という悪いところが出ていたね。回マタギの登板となったが、打者4人に対し2四球1失点はいけない。これまでの投球内容からするとかなり残念な内容だった。変化球でストライクが取れないところが彼の弱点(課題)。球速も昨日は140キロ台がほとんどで、やや出力が落ちてきていると感じた。ここでもう一踏ん張り、支配下になって開幕を迎えたいところである。さぁ、どうなるか。

 酒居、宋はいつもどおりの安定感。この2人は、リリーフ陣の中の大地、岡島、阿部的存在という感じである。

 昨日は西垣がクローザーを務めた。この人の安定感も本物だな。則本のクローザーでスタートするとして、状況によっては西垣でも十分行けると思う。というか、1点差ゲームでの個人的期待値(評価)は則本よりも西垣の方が大きかもしれないw。西垣の復活はチームにとって本当に大きいと思う。

貧打戦

 昨日はチーム安打数が3と全体的にも静かな攻撃に終始した。印象としては若いところの当たりが止まってきたかな。そんな中でも大地、島内あたりに当たりが出て同点にできたことは救いである。若手の勢いが止まったときにベテランの渋い当たりで勝ちを拾っていくスタイルは大事なので。
 若手の勢いと、ベテランの安定感と、長いレギュラーシーズンではこの2つの戦力バランスをどうとるかが大きい。監督の色が出てくるところだと思う。

 浅村はサードコンバートの効果がまだ出てきていない。サードの守備に慣れてくればバッティングの調子も上がってくるだろう...では、そもそもの目的が逆、なんとも変な感じである。

 9回表、逆転のチャンスに今江監督は黒川を代打に送った。黒川にとっても一発逆転のビッグチャンスだったと思うが、結果はショートフライ。ここらへんの物足りなさはやはりいつもの黒川だ。今シーズンは開幕一軍がぎりぎりあるのかな。今江監督は昨年の村林のように黒川をしたいと思っているはず。

蛇足

 NHK・BSのスポーツ酒場「語り亭」はプロ野球の開幕スペシャルだった。ゲストは中畑清掛布雅之星野伸之里崎智也の4人だったが、パ・リーグの順位予想で楽天の最下位だけが4人とも一緒だった。「楽天の最下位」はもはや今シーズンの常識みたいな扱いになっているね。楽天を最下位に予想していない専門家はだれかいるのだろうか。もしいたら、その人の分析を聞いてモチベーションを上げたいw。

開幕まで1週間




 プロ野球の開幕もいよいよ1週間後に迫った。オープン戦も昨日から始まったジャイアンツとの3連戦を残すのみ。初戦は開幕を想定したスタメンということでいいだろう。

 先発の早川は開幕投手、受けるキャッチャーは太田だ。その太田の2ランで先制した。太田の4割近い打率はまぐれじゃないようだ。昨日は楽天TVの放映はなかったが、さすがにジャイアンツのホームゲーム、BSで中継があった。バッチリ見たよ、太田のホームランw。

 村林はようやく1割台をキープという感じだが、開幕スタメンを外れることはないだろう。茂木も2割ぷらぷらだが、〈やってもらわないと困る〉枠でぎりぎり残りそう。レフトの岡島はマスターとのチェンジもありそうだ。浅村は相変わらずスロースターターくさい。開幕ダッシュするにはやや重いエンジンになりそうだが、「積まない」という選択肢はないな。



 開幕投手の早川は4回2/3 2安打9奪三振1失点と順調。
 ただ、2安打がどっちも左バッターで、1失点の口火となったストレートの四球も左の佐々木だったというあたりが、あぁやっぱり左ね...という感じで気になる。

 心配していたターリーと鈴木ソラはいい感じになってきた。安楽が抜けて不安視されていた「勝利のリレーメンバー」も形になってきた。セットアッパーは予想どおり渡辺翔太、侍選出で大人びた印象、テンポもよかった。

 さぁ、あとは今日の荘司がどんなピッチングを見せてくれるか。

どっちかで得点したかった...(ドラゴンズ戦)/ 夜は、松井裕樹 キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!



ドラゴンズ戦

 オープン戦はドラゴンズとの第2戦。1−0の敗戦だった。テキスト速報をチェックしたところビッグチャンスは2回ほどあった。

 3回表の1アウト3塁で村林の打席。初球のセーフティスクイズは決めたかった。惜しい。失敗のシーンは見ていないが、村林は打率が低い分、こういう場面でしぶとさというか勝負強さを見せておきたかった。チャンジアップから入った小笠原が一枚上手だったか。
 あとは4回表の1アウト1、2塁で浅村、島内、フランコと続く打順のところ。ここでも得点できず。う〜ん...。

 相手の1点は細川のソロホームランだから「惜敗」と言いたいところだが、昨日のゲームは相手がDHを解除していたから先発の小笠原が2回ほど打席に立っている。いわばハンデをもらってのゲームだった。そこを考えると力負けだな。

 今江監督が前のゲームの後で「細かいところを詰めないといけない」とコメントしていたようだ。今回のゲームもそう、おっしゃるとおり。


 先発の岸は5回61球2安打1失点(失点は細川の一発)だった。ま、順調だろう。2番手は藤平。1軍では久々の登板だったが、150キロ台のストレートを普通に投げていた。ただ、この人の場合は制球が問題なので、1イニングを無失点で終えたくらいでは、まだ安心はできないw。

 ドラゴンズ戦ではないが、開幕ローテからハズれた田中将大が2軍戦で投げたようだ。4回途中3失点という結果の評価は分かれるところだが、今季最多の63球を投げられたのは収穫と見ていいだろう。それと、田中が2軍で投げたことの意味が大きい。
 今江監督は手術明けの田中の調整が性急にならないようにと、開幕ローテはずしをこの段階で明言したのである。一方、当の田中には早い段階での復調のためにやれること、やれる機会を逃すまいという姿勢が見える。2軍戦の登板はその現れである。田中がアクセルを踏むことに意識が行き過ぎないよう今江監督がやんわりブレーキを踏む、そんな関係で進んでいる。

ダルビッシュ vs 大谷翔平松井裕樹も無失点デビュー

 夜は韓国で行われているメジャーの開幕戦、ドジャーズ vs パドレスを観戦。パドレスの先発・ダルビッシュ大谷翔平の初対決は観ておかないとね、ということで。
 結果は、1打席目はショートゴロ。2打席目に初ヒット、初盗塁を決めた。ダルビッシュは4回途中1失点で降板した。

 6回途中から松井裕樹もキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!。松井がマウンドへ歩いていくシーンを見たとき、松井の気持ちを思って、わたしの方まで身体が震えてしまった。楽天の開幕戦のときよりも緊張したかもしれない、わたしが...w。ピッチクロック*1によるボールカウントもあり、先頭を歩かせたときはハラハラドキドキしたが、そこから崩れることなく、なんとか無失点でマウンドを降りた。さすがだな、松井裕樹

*1:投手が打者に投球するまでに使える時間を制限するルール。ランナーがいないとき:15秒以内、ランナーがいるとき:18秒以内、違反するとボールカウントになる。

辛島はやっぱり〈地方球場の鬼〉でした。

ドラゴンズ戦

 オープン戦は岡崎でドラゴンズ戦。2−3で負けた。ポンセが4イニング2失点、ターリーが1イニング1失点、辛島が3イニング無失点のリレー。

 この中で気になったのがターリーだ。カープ時代の実績からするともっと安定して抑えるイメージがあったけど、今のところ投げるたびに失点している。腰痛持ちと聞いているが、もう少し温かくならないと本来のパフォーマンスが出ないのだろうか。

 辛島は前回登板(3イニング4失点)とは見違えるような3イニング無失点。ま、辛島らしいとも言える。もともと地方球場では力を発揮するタイプだから昨日の岡崎市民球場は相性が良かったのかもしれない。今江監督は「先発枠で争ってほしい」とコメントしていたようだが、辛島はピッチャーの中のオールラウンダー、穴が空けばどこでも行くよ、...ということで。

 バッターでは村林がとうとう1割台を切っちゃった。2年目のジンクスというわけではないと思うが、ちょっと心配。序盤は今年も行けそうな雰囲気があったけど、だんだん萎んできたのは疲れのせいか。この間は珍しく守備のエラーもあったし。


その他

 田中将大の開幕ローテはどうやらなさそう。リハビリ中の選手扱いと今江監督が明言していたようだ。スポーツニュースでは早くても3カードあたりじゃないかと予想。ま、当初からの予定どおりということだろう。荘司まで抜けるとちょっとやばいけど。

 清宮の支配下登録待望論が勃発しているようで。たしかに支配下の投手で一軍からぜんぜんお呼びのかからないのが何人かいる中で、背番号3桁のピッチャーが一軍で無失点ピッチングを続けているというのはものすごく違和感がある。

佐々木朗希に勝って3連勝...っと。




 楽天TVでオープン戦。相手はzozoマリンのロッテ。マリンの風がいつになく強かったのと、レギュラーシーズンかと見間違うほどの超満員のロッテ応援席にビックリ。ロッテの応援はやむを得ないとして、あの強風だけはなんとかならないか。球場のフラッグや選手のユニホームのバタバタ揺れる音が聞こえてくるようだった。もともと風の強い球場だが、あそこまで強いのは珍しい。「いい練習になるね」と解説は呑気なことを言っていたが、プレイする選手にはしんどいよなあ。選手たちにアンケートをとって「嫌な球場ランキング」を作ったら〈春先の〉楽天モバイルも上位に来そうだが、マリンは確実にベスト3には入るんじゃないかなw。

 さて、ロッテの先発は怪物・佐々木朗希だった。結果を見たから言うわけではないが、楽天にとって佐々木朗希は「怪物」というほどの苦手意識はない。楽天にとっての怪物は開幕でぶつかる埼玉のロン毛の方である。ま、そっちの話はまだ先にとっておく。
 その佐々木朗希だが、楽天は初回に連打を浴びせてたちまち4点先制した。そこまでの苦手意識はないとしても、さすがに佐々木朗希からいきなりの4得点はこっちが驚いた。何か攻略法でも授けたか。今年のバッティングスタッフはけっこう優秀かもしれない。足でかき回す攻撃もあったし、1点差まで詰め寄られてから追加点をあげる攻撃もあった。昨日の攻撃はかなり良かったと思う。黒川とか村林とか、数字だけ見ると心配な選手もちらほらいるが、総じて若手とベテランの活躍のバランスが良いように感じる。
 昨日の攻撃陣で注目したのはセカンドを守っていた辰見。守備でもファインプレーを見せていたし、走塁も見たがけっこうやりそうである。1軍に合流した小郷もここから上げていくだろう。



 先発は内星龍。5回6安打1失点とゲームは作った。あの強風のコンディションの中、慌てず丁寧にゲームメイクしていたのは良かったね。昨日のマリンでゲームメイクできれば、大抵の球場はアジャストできるだろうw。それにロッテの各打者の打ち損じの仕方からすると、かなり強いボールが投げ込めていたのだと思う。イニングの先頭を長打で出塁させるシーンが数回あったが、そのあとのピッチングが落ち着いていた。あれは逆に自信になったのではないかな。安楽の抜けたリリーフ陣の状態によっては、内のリリーフ復帰も捨てきれないな...という見方をしていたけれど、今のところは先発起用の道を着実に進んでいるように見える。
 内からリリーフした松田はさすがにマリンの風に翻弄されてしまったか、2イニング2失点だった。ただ、自滅する展開ではなかったので心配はしていない。内とは反対に松田は先発起用もあるかな、と予想していたが、藤井と昨日の内の状態からすると、やはりリリーフ構想に落ち着くのだろう。
 登板の順序は別として、早川、荘司、瀧中、田中、岸、藤井、内で7人そろう。この次にルーキー古謝だろう。古謝はもう少しやるかと思ったが、ま、このくらいの順番の方が逆に良かったのかもしれない。

今江イーグルスが連勝です。




 ヤクルトとのオープン戦は、1−3で勝利。もしかして今江イーグルスの記念すべき初「連勝」かな。
 
 先発は藤井だった。今シーズンの藤井は結構良さげである。一皮むけた印象を持つにはまだ早いのかもしれないが、昨日のピッチングが7回途中5安打無失点だったから、ま、昨シーズンまでの藤井とは違うと見ていいんじゃないか。
 欲を言えば、昨日は7回を投げきってほしかった。7回裏、村林のエラーが絡んで2アウト1、2塁となったところで清宮に交代した。今江監督が「嫌な流れ」を敏感に感じ取ったか、または清宮の起用法の一つとして試したいシチュエーションととらえたか。わたしが監督なら村林のエラーを失点に結び付けずに投げきる藤井を見たかった気もするが、良いイメージのまま終わらせたかったというのも分かる。



 則本が前日のDeNA戦に続いての連投。いよいよクローザーらしい起用になってきた。クローザー転向が決まった則本が今江監督に「10連投までならOK」と豪語したことがあった。さすがに10連投させるわけにはいかないが、3連投くらいは普通にしてもらわねば。ま、その前にそういうゲームをどれだけ作れるかが問題。
 則本は3連投リミットで起用していくとして、チームが10連勝くらいするためにはセーブのつかない勝ちゲームをどれだけ作れるか。

 その則本も昨日は先頭打者にいきなり一発をくらっている。ま、こういうことはこれからも何回かあるだろう。1点リードでの則本には、まだ少し不安な部分もあるが、この感覚、雰囲気は昨年のWBCを経験する前の松井裕樹にもあった。WBCを経験したあとの松井裕樹はレベルが2段階くらい上がったイメージだったが、今シーズンの則本は、とりあえずWBC前の松井裕樹レベルになれたら御の字ということだろう。

 バッターでは村林とカズキにタイムリーが出たことが収穫だ。打率1割台と苦しんでいる2人だが、当たり自体は悪くない。どんな形でもいいから「結果」を付けてやりたかった。勝負強さ(メンタル)とヒット(テクニカル)の2つの要素が求められる「タイムリー」は結果としては最高である。
 あとは黒川である。もう少し上がってこないと開幕スタメンではなかなか使いづらい。今のままだと平良とユキヤが優先順位では上ではないかな。
 太田は楽天TVの放映がないゲームのときによく打つ。わたしの中の太田に打てるキャッチャーのイメージはぜんぜんないんだけど、4割ってマジかw。

 今日はロッテ戦。楽天TVあり。太田は打たない(出ない)気がする。

DeNA戦 / プレイヤーズファイル 2024の出版が待ち遠しい。



プレイヤーズファイル 2024の出版が待ち遠しい。

 開幕までほぼ2週間。そろそろ選手名鑑の2024年版を手配しようと思うのだが、お気に入りの「プレイヤーズファイル 2024」がまだ出ていない。昨年の今頃は2023年版がとっくに出ていたと思うが、アマゾンでチェックしてもまだ最新版が2023年のままである。
www.washilog.com

 昨シーズンは別の名鑑を一度買ってしまい、そのあとでプレイヤーズファイルに買い直したのだった。選手名鑑はいろいろな出版社から出ている。使い勝手の良さは人それぞれだと思うが、わたし的にはプレイヤーズファイルが一番良かったのだ。どこが良かったかについては上に引用した記事に少し書いているのでよろしければ。


DeNA

開幕投手

 オープン戦は横浜でDeNAと。0−3で勝利した。先発は開幕投手の早川、残り2ゲームの調整となるが、その1ゲームめだった。ゲーム前にあげたテーマは2つ。苦手の左対策*1と7回100球以内だったようだ。全体としては7回92球6安打無失点と上々の仕上がりであった。あげた2つのテーマも100球以内はクリアしていた。問題の左対策だが、6安打の内訳を数えてみたら左打者4で右打者が2だった。惜しいw。*2

移籍組

 攻撃では島内と阿部の明治大学同級生コンビの活躍が目立っていたようだが、わたし的には伊藤ユキヤだね。DeNAは古巣になるが、そのホームグランドでマルチ安打と守備でもファインプレーがあったようで受け入れチームのファンとしては何故かシンプルに嬉しいね。ジャイアンツから移籍してきた和田恋という選手がいたが、彼なんかはなぜかジャイアンツ戦になると借りてきた猫のようだった。

足のスペシャリスト

 あと、足のスペシャリスト枠の辰見鴻之介が一軍登場、早速盗塁を決めていたようだ。強いチームには足でかき回す厄介者(仕掛ける側からすれば秘密兵器かw)が1人はいるものだ。楽天では辰見がその候補生ということになる。「足のスペシャリスト」だからといってただ足が速いだけじゃ務まらない。スタートを切るタイミングだったり、ゲームの状況判断だったり、高度な野球センスが問われることになる。果たして辰見はどうか。ライブで見てみたいね。

*1:オープン戦の被打率:右が1割5分4厘で、左が5割5分6厘

*2:開幕戦の相手ピッチャーとなるライオンズ・今井達也、ソフトバンク相手に5回1失点も8Kのキレキレ奪三振ショー、最速156キロだったみたい。相変わらず手強そだね...。