わしろぐ

ジジイのプロ野球観戦雑記です。身辺雑記もあるよ。/ in Sendai

1点リードで鈴木ソラはスリリングだねw。

  • M6−8E

 前日の勢いそのままにロッテが2回までに4点リードしたときは今日も二桁失点かと早々に負けを覚悟したのだったが、楽天先発の荘司が3回から持ち直す。3回から5回まで許したヒットは1本だけ、終わってみれば5回86球5安打4四球4失点と2回までの失点で食い止めた。ま、4失点で「食い止めた」と言っていいのかというのはある。せいぜい2失点くらいまでだろうw。

 こうなると、若い先発投手に勝ちをつけるべく、野手ががぜん張り切る(頼りになる)のが今年のイーグルス。内星龍に「楽天で良かった...」と言わせた〈逆転イーグルス〉が本領発揮で3回に2点返すと、荘司に勝ちのつくぎりぎり6回表に3点追加して逆転した。
 
 1点リードで迎えた6回裏。今江監督がマウンドへ送ったのは鈴木ソラ。正直、1点リードで鈴木ソラはできれば避けたいパターン。勝ちの確率を上げるなら、あそこは藤平か酒居という場面だったと思う。ただ、今江監督は「やってもらわないと困る」選手の起用には大胆なのだ。

 案の定、ソラは先頭の角中に2ベースを許す。このときのセカンドでのタッチプレーがリクエスト判定となるが、楽天ファン目線で録画画像を見る限りは完全なアウトに見えたが、ロッテ目線だとセーフに見えたようで結果セーフ判定は覆らず。0アウト2塁というピンチからのスタートとなった。
 そして1アウト1、3塁とすると、代打の岡大海を6−4−3のゲッツーに打ち取り事なき終えた。相手のイケイケ采配にも助けられ結果オーライ。応援する側から言わせてもらうと、できれば1点差で鈴木ソラはやめてほしいw。



 そして7回表にダメ押しの追加点3点をあげるとその裏のマウンドに藤平を送り4点リードのまま通過。

 8回裏のマウンドへ送ったのは、チームとしてどうしても昨年の状態に戻しておきたい渡辺翔太だった。あそこで2点差だったら順当にソンを送っていたと思う。4点リードといういくらか楽な場面で渡辺翔太に本来の感覚を取り戻させる作戦。
 
 しかし、いまだ調子は戻らず。たちまち2失点で、今江監督はたまらず酒居にスイッチ。ぎりぎり間に合った(逃げ切った)。あぶねえ...。

 前回登板といい、渡辺翔太はかなりの重症である。ここはスパッと登録抹消して調整のための時間を与えたい。「急がば回れ」と行きたいところだが、今の渡辺翔太レベルでも、その代わりが務まる投手がいないという層の薄さよ...。

 櫻井周斗、伊藤茉央あたりがハマってこないところが誤算であり、ついでに言うと、ターリーが期待した機能を発揮しないまま行方不明になっているのも痛い。

 攻撃では浅村、島内といった中軸と、9番から上位にハメたい小深田に「らしい」兆しが見えてきたことで、だいぶ戦える形になってきた。コーチ交代は効果があったということだろうか。昨シーズン、今江コーチに代わったときと似てきたかも。

 あと、得点シーンなどで映し出されるベンチの雰囲気がかなり良さそう。観ていて気持ちがいい。