荘司チェック
オープン戦はジャイアンツとの第2戦。結果は1−1の引き分けだった。
昨日のゲームの注目点はなんといっても右膝故障で登板回避していた荘司康誠の回復具合のチェック。
ローテを1週間飛ばしての登板になったが、3回2/3 61球2安打6奪三振無失点という結果は、イニング数はやや短かったものの「まずは上々」と言っていい。球数を決めていたのか、前日の早川同様イニング途中での降板となったが、内容は文句なし。ゲーム後に右膝の異常を伝える報道もなかったし、復活登板は合格点でいいだろう。
荘司は当初予定どおりなら開幕カード第2戦目の登板が濃厚と言われている。ただ、今江監督は意外と慎重派なので、昨日60球で切り上げたことをどうとるか。投げ足りなかった分は開幕2戦目にとっておけ、そういうメッセージだったと見たいところだ。
リリーフチェック
荘司を4回途中からリリーフしたのは支配下登録を目指す清宮虎多朗だった。昨日は「制球難」という悪いところが出ていたね。回マタギの登板となったが、打者4人に対し2四球1失点はいけない。これまでの投球内容からするとかなり残念な内容だった。変化球でストライクが取れないところが彼の弱点(課題)。球速も昨日は140キロ台がほとんどで、やや出力が落ちてきていると感じた。ここでもう一踏ん張り、支配下になって開幕を迎えたいところである。さぁ、どうなるか。
酒居、宋はいつもどおりの安定感。この2人は、リリーフ陣の中の大地、岡島、阿部的存在という感じである。
昨日は西垣がクローザーを務めた。この人の安定感も本物だな。則本のクローザーでスタートするとして、状況によっては西垣でも十分行けると思う。というか、1点差ゲームでの個人的期待値(評価)は則本よりも西垣の方が大きかもしれないw。西垣の復活はチームにとって本当に大きいと思う。
貧打戦
昨日はチーム安打数が3と全体的にも静かな攻撃に終始した。印象としては若いところの当たりが止まってきたかな。そんな中でも大地、島内あたりに当たりが出て同点にできたことは救いである。若手の勢いが止まったときにベテランの渋い当たりで勝ちを拾っていくスタイルは大事なので。
若手の勢いと、ベテランの安定感と、長いレギュラーシーズンではこの2つの戦力バランスをどうとるかが大きい。監督の色が出てくるところだと思う。
浅村はサードコンバートの効果がまだ出てきていない。サードの守備に慣れてくればバッティングの調子も上がってくるだろう...では、そもそもの目的が逆、なんとも変な感じである。
9回表、逆転のチャンスに今江監督は黒川を代打に送った。黒川にとっても一発逆転のビッグチャンスだったと思うが、結果はショートフライ。ここらへんの物足りなさはやはりいつもの黒川だ。今シーズンは開幕一軍がぎりぎりあるのかな。今江監督は昨年の村林のように黒川をしたいと思っているはず。