E5−0F
プロ意識の差
相変わらず苦手相手の前では「蛇に睨まれた蛙」状態で手も足も出ません。相手先発の加藤に軽く101球で9回を完封されてしまいました。
選手一人一人の意識が甘いのか、対策も方向性も示せない監督・コーチがヘボすぎるのか。ベテラン中心の楽天が若手中心の日ハムにゲームを支配されている展開は情けなさ過ぎます。
もちろんヒット数自体が違うわけですが、日ハムはそれを集中させてきます。それも選手各自が違う形でヒットにしてくる。自分の役割、自分の個性を分かっているからできる技のように見えます。
それに比べて楽天は酷い。同じ相手にあそこまでカモにされてしまう。逆に楽天の各選手の個性を完全に把握されているかのようです。
各バッターの意識の差も感じます。キャッチャーの太田など特に酷い。自分をホームランバッターか何かと勘違いしているのでしょうか。常に大きな当たりを狙っているように見えます。「打てるキャッチャー」の彼のイメージがそういうことなのかもしれませんが、結果はほとんどフライアウト。
まずは出塁しよう、とにかくつないでいこう、自分の攻撃での役割をもう少し考えてほしいですね。打率1割台の唯一の選手ですが、リード面を含めてここまで太田にこだわるチーム方針も理解できません。
浅村を聖域にするな
打順を入れ替えて3番に大地を置いたのはいいとして、その大地がチャンスメイクしても、肝心の4番浅村でゲッツーになってりゃあ世話ないです。
チームの顔、4番に手を付けちゃいけない、と当然のセオリーのように言われていますが、ここまで攻撃が機能しないとなると、打順の入れ替えで浅村を聖域にしちゃいかんということでしょう。
楽天の攻撃は浅村ナシでは機能しない、成立しないというイメージが定着しているけど、本当にそうなのかなあ。傍から見ていて今の楽天の攻撃を窮屈にしている最大の原因が「浅村は聖域」という固定観念のような気がします。
浅村が一番の足かせであるのにそこにはだれも手を付けられない。だれかがそこにメスを入れられないとなると今の状況は変わらない気がしますね。それを躊躇なくできる監督が出てこないと今の楽天は同じままです、たぶん。
古謝はよかったね
正直、もう少し低いレベルのピッチャーを想像していましたが、なんのなんの、けっこうやれそうで今日のゲームの唯一希望の光でした。
そういう印象を持ったのは日ハムの4回の攻撃でした。3回までノーヒットの展開から、畳み掛けるような攻撃でたちまち2点先制されます。打順もちょうど二巡目に入り、さすがに今の日ハムだと対応してくるわけですね。
ここらへんが2軍とのレベル差であり、それ以上に今季の日ハムのレベルの高さだと思いました。0アウトでたちまち1失点、なお0アウト満塁で万波にもタイムリーを打たれ2点目が入り、0アウト満塁がなお続きます。
このときはさすがにホークス戦の悪夢が頭をよぎりましたが、ルーキーが踏ん張りましたね。ホームゲッツーで2アウト。後続も断ち2失点で終われたのは大きかったです。
「自分は緊張しい」という古謝くんでしたが、なんのなんの。緊張はしていたと思いますが、そういう状況でも自分のパフォーマンスを発揮できるところはかなり見込みがありそうですw。
*1:渡辺ヘッドの監督就任を反対しているわけではありません。こんな形での就任は避けたいという意味ですw。