B3☓ー2E
2点ビハインドで迎えた最終回、よくぞ2点返して同点、延長戦まで持ち込みました。地力がついてきた証、アッパレ!....と言いたいところですが、同点に追いついてなお2アウト満塁3番浅村という打順だったのですから、あそこは一気に勝ち越してほしい展開でしたね。
振り返っておきます
9回表の浅村、同点に追いついてなお2アウト満塁で一打勝越しの場面に打順が回ってきましたが、タイムリーが打てませんでした。あそこで1点でも勝越していれば、9回裏は則本で逃げ切るという展開もありました。
オリックスも同様で、9回裏の先頭が2ベースで出塁、0アウト2塁の場面で宗が送りバント失敗、しかも最悪の三振で1アウト2塁としてしまい、サヨナラのチャンスをまんまと潰してしまいます。
そして延長線
相手のクローザーを引っ張り出してからの延長線、表の攻撃ではありましたが、楽天に有利な展開になってきたところでした。しかし、10回表、4番島内から始まる打順は簡単に三者凡退になると、10回裏はクローザー温存を選択します。ビジターゆえの逃げ切り展開を狙った作戦ですね。
酒居を投入した楽天は2アウトランナーなしまで持っていきますが、そこから4番森、5番宜保に連打、2アウト1、2塁とすると、9回裏にやらかしていた宗を打席に迎えました。今度は一打サヨナラの場面です。
宗は2回目のチャンス、しかも前の失敗を帳消しにできるチャンスでした。このときの宗の集中力を楽天バッテリーは少し甘く見ていたかも。いや、宗の次は前日にやられている太田の打順でしたから、こっちも避けたい。ここでの宗との勝負はやむを得なかった。
それにしても宗に対する配球は前日の内が(「キャッチャーの太田が」と言い換えてもいいw)初回にやらかした太田への配球ととても似た感じになっていましたね。そしてサヨナラヒットでジエンド。
ま、こうなると何を言ってもタラレバになりますので「宗にアッパレ!」で止めておきますw。
それにしても浅村なあ...
9回表の浅村、あそこは長打でなくて良かっただけに何か出来たような気がしないでもない。ま、浅村の場合は軽打よりもフルスイングの方がヒットになる確率が高いというのはあるかも。
同点に追いついて3番浅村は、本来は最も理想的な展開のはずですが、ヒットでよかったあの場面では正直、5番あたりに打順が回っていればなぁ...と思いました。チャンスで3番、4番を普通に喜べないのが今の楽天の状況です...。