E5−3C
松井友らしい立ち上がり
交流戦優勝のかかったカープとの第3戦。楽天の先発は松井友でしたが、3回51球1安打4四球無失点で立ち上がります。
立ち上がり方が松井友らしかった。1回、2回と連続四球で1アウト1、2塁のピンチを作ります。運も味方したと思います。いずれのピンチもゲッツーで切り抜けました。
カープの選手は松井友のピッチングにびっくりしていたのではないでしょうか。セ・リーグにはいないタイプだと思うし、カープのローテピッチャーのレベルからしたら、そもそも一軍のゲームに出てくるレベルのピッチャーじゃないw。
松井友のレベルがカープの選手たちを混乱させた?
おいおい、こういうピッチャーはどう対応すればいいんだ...とカープの選手たちが混乱している間に楽天は相手のエラーと鈴木大地の2ランなどでたちまち5点先制しちゃいました。
このゲーム展開を今江監督が最初から狙っていたのだとしたら、さすがとしか言いようがありません。5点のリードを持って、4回から継投に入った切り替えの早さは良かったと思います。
ま、最初からあの展開を狙っていたかどうかは別として、先制したタイミングで継投に入った機転の良さは今江監督の良さでもあります。
最近の津留崎いいね
先発の松井友はいつもどおりに荒れ球を荒れるままに投げ込んでいたのが功を奏しました。リリーフした弓削も津留崎も自分の仕事に集中していましたね。弓削も自分の良さを見つけた感じがありますが、津留崎が特にいいですね。以前までは筋力で投げている印象がありましたが、この頃はフォームから力みが取れて前よりキレが出てきている印象です。
ノリは先発のときの立ち上がりのイメージ
投手陣で心配なのはクローザーの則本ですね。最初のころは1イニングを全力で抑えにかかっているイメージがありましたが、ここ何試合かは先発のときの立ち上がりのような印象を受けます。先発で初回に複数失点していた頃の則本と重なるのはわたしだけでしょうか。疲れが出てきている可能性がありますな。
12球団全チームからホームラン打った男
攻撃では鈴木大地が良かったです。優勝のかかったゲームで今季第1号のホームランを放つなんて、しかもそれが12球団全チームからのホームランとなる一発でした。まさに4番としての役割を大地なりに果たしてくれたと思います。
「優勝」に飢えていますけど、それが何か...?
交流戦の優勝の行方はホークスの結果しだいでしたが、「こっち」が勝って「あっち」が負けて、スパッと決まって良かったです。得失点差がどうこうなどという計算の結果で決まらなかったことを喜びたい。
他チームの応援ブログの中には「楽天ファンの交流戦優勝に対する意気込みが異常で笑える」みたいな記述も見かけましたが、わたしに言わせれば「優勝に対する意気込みが控えめ」な方が異常でしょw。
シーズン開幕前は解説者のほとんどが楽天の最下位を予想していました。交流戦に入る前は「借金10」が目前というチーム状況でした。それが交流戦に入ってから見違えるように強くなって、結果も出して、「優勝」を狙える位置に来ての最終カードでした。
「意気込み異常」が正常というものですw。