わしろぐ

60代ジジイのプロ野球観戦レビューと身辺雑記です。/ in Sendai

古謝がプロ初勝利 。松井友はあのスタイルで生きていくと決めたのでしょう。

D2−7E

ラジオ中継の限界

 昨日もラジオ中継での応援。ラジオ中継は他のことをやりながら観戦できるところがいい、と昨日のブログに書きました。ゲームの戦況などはアナウンサーが詳しく伝えてくれるのでテレビのように画面から目が離せないといったことがない。

 ただ、各選手の表情とかプレーの前後の様子とか調子の良さみたいな目に見えない情報はどうしても不十分です。

 解説者やアナウンサーが自分の見た印象でそれらも伝えてはくれるわけですが、それって解説者やアナウンサーの主観が入っている。ましてやビジターゲームの実況となると、相手チームの選手のことは詳しいけれど、楽天の選手のことはそこまでじゃない。

 そういう人たちの情報に引っ張られて選手のプレーをイメージしていいのかな…みたいな。

古謝は本当はどうだったの?

 たとえば、昨日の楽天の先発はルーキーの古謝でした。前回登板では一軍の初マウンドとは思えない落ち着きぶりで好投しました。このときの勇姿はしっかりライブで観ています。

 その古謝は初回にいきなり2点先制されます。で、解説者の評価もあまりよくない。調子が今ひとつのようなニュアンスが伝わってきます。

 前回の好投はたまたまだったか...と悲観的に戦況を見守っていたわけですが、2回以降はなんだかんだと「0」を並べて6回2失点とゲームは作るわけですね。

 もちろん味方の好守があったり、2回に小郷の満塁ホームランが飛び出しすぐに逆転してくれたりといったところが古謝を助けたことは想像できます。

 しかし、実際のところはどうだったのか。たとえば2回の味方の援護がなければ古謝はノックアウトされていたのか。前回と違っていつ自滅してもおかしくない感じの危ういマウンドだったのか。

 そこらへんの雰囲気のようなものはやはりラジオでは厳しいかなと思いました。

 ま、それでも初勝利であることに変わりはありません。記念すべきプロ1勝目です。

 6回88球9安打2四球2失点。被安打9はちょっと多いような気もしますが、ゲームメイクという点では先発としての役割は果たしました。前回*1に続いて合格点と言っていいでしょう。


松井友の生きる道はそこか

 昨日の先発は松井友という予想もありましたが、松井友は8回のリリーフで出てきましたね。7回が渡辺翔太で8回が松井友という順番でした。

 ここの順番は単に相手の打順との兼ね合いだったような気がします。上位打線から始まる7回を渡辺翔太に、そこを乗り切ったあとは松井友に。

 その松井友ですが、相変わらず荒れてましたね。1イニング25球は球数かけすぎです。実況のアナウンサーと解説者も「フォームが投げっぱなしで終わりが締まらない」「バランスが悪くてあれではコントロールがつかない」「つかみどころがないからバッターもむずかしそう」などと褒めているんだか貶しているんだかわからない評価です。ただ、この評価はたぶん正しいw。けっか、無失点でした。

 松井友が成長したとすれば、カウントが悪くなってもそこでジタバタしなくなったことでしょうか。腕を思いっきり振って投げ込むスタイルをシンプルに貫いています。

 今のフォーム、スタイルでは細かい制球は望めませんが、ゾーンの中に入れるくらいはできる。ボールの暴れ具合が半端ないところを逆に武器にしようとしているのかもしれません。

ターリーの信者

 昨日のクローザーはターリーでした。これまた松井友に負けじと1イニング29球という暴れっぷり。四球1つというのは松井友と同じですが、残り3つのアウトを全部三振で打ち取ったところはさすがw。

 鈴木ソラがターリーを見て吹っ切れたんじゃないか、と以前のブログに書きました。どうも、松井友もそのクチのような気がしてきましたw。

4番サード鈴木大地

 古謝のピンチをゲッツーで救う場面がありました。バッティングだけじゃなく、守りの部分でも浅村の代わりを十分にカバーしている。

 浅村も守備は悪くありません。ただ、サードの守備となると大地の方がちょっとだけ上じゃないかという気がします。そういう意味では、浅村の不在がぜんぜんマイナスになっていない。むしろプラスになっているんじゃないかと思うくらいです。

借金1

 古謝が前回登板したときの今江イーグルスは「借金10」が目前でした。監督の「休養宣言」あるかも、とブログで書いたくらいです。それが今日勝てば借金0ですからw。
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*1:5月25日、6回5安打0四球2失点