わしろぐ

ジジイのプロ野球観戦雑記です。身辺雑記もあるよ。/ in Sendai

カード初戦をエースで獲る、...とならない。

F5−3E

則本らしい
実に則本らしい立ち上がりだった。「則本らしい」立ち上がりについては、こっちの記事を参照。

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エラーではないけど、ほかのピッチャーのときだったら捕ってファインプレーにしていただろう味方のプレーがいくつかあったり、あっさり先制点を許したり...。いいかげん、打たれたときの「しかめっ面」だけは止めてほしいものだ。見ている方がメゲてしまうし、野手も守っていていい気持ちじゃないだろう。涌井クラスのポーカーフェイスは求めないが、できるだけ涼しい顔でピンチを切り抜けてもらいたいものだ。ただ、則本が涼しい顔をしていると「やる気あんのかー、お前」という風に見えたり、(打たれて)不機嫌になっているように見えるから、その点は損なイメージだと思うw。


気になる印象
最近の則本のピッチングについては気になる印象がいくつかある。それは

  • 球速表示ほどスピードが出ていない印象(なんだけどどうなっだろう)。
  • 追い込んでからの制球が甘いとか。
  • ストライク先行の組み立てに苦労しているとか。
  • 先頭打者を出す傾向

昔のようにブイブイ言わせるだけの球威はなくなっているにしても、単に「衰え」だけが目立つ内容では少し寂しい。涌井が4つ、岸は6つ則本よりも年上である。まだまだ「衰える」年齢ではあるまい。

で、この日の則本。味方が逆転した4回表の裏のイニングを三凡で切り抜けたところは良かったが、勝利投手のかかった5回裏にあっさり逆転を許してしまった。あぁ、やっぱり則本だったのね...、結局はそういう展開になってしまう。もはや「則本だから」と何かを期待してはいけないピッチャーに成り下がってしまった。

手術前と手術後
肘の手術をすると決まったときは、則本の不調の原因はそこにあったのかと、変なはなし、少し安堵した記憶がある。それは手術さえすればエースらしさが戻るかもしれないという期待があったからだが、手術後も手術前とほとんど変わらない印象でなんか拍子抜けしてしまった。要するにピッチャーとしてのセンスの問題だったか...と。
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最初から足立で...
6回から下妻に代わって足立がマスクをかぶったが、則本に「息を吹き返した」感が出ていた。というか、足立がベンチ入りしているのならなぜスタメンで起用しなかったのだろう。ここらへんが三木さんの不思議采配なんだなあ。「ノリに足立」はある意味お約束の組み合わせなのだから、シンプルにそういうオーダーで行けばいいのに、なにか「いろいろな理由」があるらしく、ときどき取り越し苦労の小細工を仕掛けてくるようなところがある。

9回表の先頭打者
で、2点ビハインドで迎えた9回表、打順は途中からマスクをかぶっていた足立だったが、あそこで代打を出さなかったのはなぜだろう。いかにベテランクローザーの宮西とはいえ、先頭打者をアウトにするまでは落ち着かないはず。あそこでなんの抵抗もなく自動アウトの足立を打席へ送ってしまうのが三木野球なのか...みたいな。

建山さん
楽天TVで観戦していたが、解説者の建山さんが楽天のピッチャーについても結構詳しいので聴いていて楽しめた*1。楽天のピッチングコーチに迎えたら案外いいアドバイスしてくれそうな気がしたので最後に書いておきますw。

*1:則本については、ボール自体は一級品なので、インサイドワークを覚えたらまだ15勝はいける...みたいなコメントがありました。