わしろぐ

ちなわし爺さんのリタイア身辺雑記 / in 秋田

大胆と無謀は紙一重

  • E2−4B

 ヒット2本で3失点、これはピッチャーというよりキャッチャーのエラーでしょう。

 4回表、1アウト1、3塁の場面で4番・森を打ち取り、2アウト2、3塁でセディーニョという場面。一発警戒だけのリードでいいところ、初球を大きなカーブで空振りにしたことで気分を良くしたか、次に真ん中高めへのつり球を要求します。これが甘い高さに入り3ラン。...ジ・エンド。



 要求どおりに投げ切れなかった荘司の失投という見方が一般的かと思いますが、あれは最悪の展開を想定せずにリードした太田の配球ミスでしょう。1塁は空いていました。ゾーンで勝負する必要がないところで、投げミスが最悪のボールになる可能性の高いボールを要求すること自体ナンセンス。

 大きなカーブと高めのスピードボールのコンビネーションがパワーバッターに効果的なのは認めるとして、使っていい場面とリスキーな場面があります。うまく行けば大胆な配球も、そうそううまくいくはずもなく、結果的に無警戒、無謀な配球になりました。

 荘司の立ち上がりは上々で、調子も良かったと思います。しかし、太田の独りよがりのリードが、それを生かしてやれなかった。わたしの中の「石原が主戦捕手」はますます強くなってきました。

 荘司は5回91球4安打4失点で降板、ルーキーの松田がリリーフしました。前にも書きましたが、松田のこの起用方法も実にもったいない。松田を敗戦処理に起用している間は楽天の上昇は厳しいかな。

 攻撃は8回裏に2点返すも時すでに遅し。オリックスは一人一殺継投の徹底ぶりで、2点返すのがやっと。最終回はマチャドの前に三者凡退でゲームセット。これで3連敗。3連敗は今季3度目です。