- F1−5E
印象に残った選手2人。
まず涌井さま
前日の田中ゲームに刺激を受けたという涌井が「らしい」ピッチングで114球5被安打6奪三振1失点の完投。内容も良かったけど、リリーフ陣を休ませることができたという意味でも、先発として文句なしのグッジョブでした。特に前日の「松井劇場」に33球を擁した松井裕樹を使わなくて済んだのは何より。ま、昨日の石井監督の頭の中には、最初からクローザー松井裕樹はなかったと思います。ほんと、涌井さまさまでした。
この日の涌井の真骨頂は6回裏のマウンドですね。先頭バッターを3ベースで出塁させると、そこからのピッチングが圧巻でした。2人をピッチャーゴロに、3人めはファウルフライに打ち取り、つまりは3人で切り抜けました。ピッチャーゴロの処理も見事でした。打球の行方を確認すると3塁ランナーを目で牽制してからゴロ処理、アウトにするわけですから、どれだけ余裕があったか(落ち着いていたか)。これが涌井ですね。
ヒロインで次の登板のことを聞かれると、「とにかく疲れました、次のことは考えません...(考えられません...)」みたいなコメントだったと思うのですが、則本が戻ってきた今は案外、冗談でなく一回飛ばしの調整も十分可能です。かなり贅沢なローテになっていますw。
次に島内さま
攻撃陣では島内ですね。前の2試合ノーヒットと、島内の不調はいよいよ深刻かと思っていたら、3回表の4点先制にはしっかり参加してくれました。2アウトランナー2塁、バッター西川という場面からでした。西川が3ベースで1点先制、続く小深田がタイムリーで2点目、で、3番浅村もしっかりつないで2アウト1、2塁で島内でしたが、「いやぁ、ここで島内かあ...」と思った楽天ファンは私だけでなかったはずです。ところがここで島内はレフトオーバーの2点タイムリー2ベースを打ったのです。
ま、やるときはやる、それが島内ですね(手のヘラ返しw)。打ったあとのインタビューのコメントが歯医者に行きたいけど連休でどうのこうの…と、相変わらず訳のわからない島内節炸裂だったようですから、バッティングの方は周りが思うほど深刻な状況ではなかったのかもしれません。もう、島内のバッティングで心配するのはやめておきましょう、アホらしいですよ、みなさんw。
あと、昨日の島内は守備でも涌井を援護してました。もともと球際の強さには定評のある守備をしますが、ヒットになろうかというライトフライをアウトにしてみせたシーンが何度かありました。特に9回裏の先頭打者・松本のライトフライ、島内の思いっきりの良さが涌井を救いましたね。お見事でした。
3タテと行きましょう。
今日は岸が先発。相手は伊藤ですが、普通にやれば3タテの可能性十分、しまっていきましよう。