わしろぐ

ジジイのプロ野球観戦雑記です。身辺雑記もあるよ。/ in Sendai

則本はどこまで行っても則本なんだなあ...

E2−6Bs

前回は連勝を止めたエース則本でしたが、連勝を止めてしまうエースに連敗を止めてくれという方が土台無理な注文だったかもしれません。新生・則本の修正力に期待したのですが、期待は見事に裏切られました。

ボール自体がどうこうという問題でもないような気がします。三振も9つ取れていたし、四死球も1つしか与えていません。打者32人に対し被安打10はちょっと多いかな。それでも6失点するほどの数字ではありません。要するに

  • 先頭打者を出しすぎ
  • 得点圏にランナーを置いたときによく打たれた。つまり勝負どころで打たれた。

ということになるんだけど、どうでもいいところでは三振を取るが、肝心なところではタイムリーを打たれていたということ。ギアを上げて勝負したが負けっぱなし、完全な力負け状態でした。
7回2点ビハインドで降板すればよいものをエースの責任とか意地とかいうやつだったのでしょう。8回もマウンドにあがりますが、2点追加された上にランナーを2塁に置いて降板する始末。前日の弓削の反省がほとんど生きませんでした。ま、ここらへんがエースの扱いの難しさというやつでしょう。岸をスパッと3回で降板させたときに比べるとやや歯切れの悪さはありました。則本の調子自体をそこまで悪いと思っていなかったのかもしれません。ただ、ベンチの別格采配に則本は結局応えられませんでした。
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則本は進化しているようで、やはり人間、根っこの部分はほとんど変わっていないのかもしれません。苦手なバッター(チーム)にはどこまでも苦手のままというイメージを今回のカードでも見せてしまいました。キャッチャー太田の配球もあるのでしょうか。勝負どころでの投げミスらしい投げミスは無かったように見えましたが、結局抑えきれませんでした。要するに、繰り返しになりますが...、そしてだれもが言うように...

  • 簡単にタイムリーにされすぎ。
  • そもそも先頭を出しすぎで、自分で自分の首を締めながら投げていた印象です。

ゲームはかろうじて作ってはいましたが、支配するところまではいきません。これが若いローテピッチャーなら何も言いません。エースと呼ばれる存在なので書かずにいられない。以前の則本のイメージが蘇ってきました。あれでは勝てない...。
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ま、現状エースだけではありません。4番浅村も4タコでした。エースと4番が空回りしているようでは連敗も止まらないでしょう。ついでに大地もブレーキになっている。今が辛抱のときですかな。

それはそうと、相手先発の榊原というのが生きのいいピッチングで今季初勝利になりました。強いボールを投げていましたなあ。まだ22歳だそうで...。2016年の育成出身らしいけど、明日の登板が噂される藤平の同期ということになります。今や球界のエース格・山本も同期。なぜかこの手の若い威勢のいいピッチャーが楽天からは出てこないです。真面目に不思議な現象だと思います。
そろそろ藤平も「希望の光」をピカッと見せてほしいのだけれど...。ま、その前に今日の塩見です。なんとか頼みます...。