現役ドラフトは2022年から始まったので2025年が4回めになる。楽天はまだこのシステムをうまく使えていないが、よそのチームでは現役ドラフトで獲得した選手が主力選手になっている例も出てきている。
だれもが認める成功例は次の4選手だろう。
過去3年で成功例が4人というのは決して多いとは言えないが、注目したいのは4人の成功例の内半分の2人がソフトバンクからの移籍という点だ。これはまさにソフトバンクの選手層の厚さを物語っているのだろう。ソフトバンクブランドと言っていいねw。
で、2025年の現役ドラフト、わが楽天はそのソフトバンクから佐藤直樹選手(外野手)を獲得した。これは大いに期待したいw。
佐藤くんの活躍にも影響しそうなのがFA権を行使した辰己の落ち着き先だ。残留か、はたまた移籍か。球団としては辰己の移籍も視野に外堀を埋めている印象はある。シーズン後半には辰己抜きのオーダーも試していたし、小深田の外野挑戦も本格化しそう。中島、武藤、吉野といった若手も成長してきた。辰己の守備力はたしかに1つの戦力(魅力)ではあるが、バッティングの確実性やチームプレーの精度を考えれば仮に辰己が抜けたとしても、戦力的にさほどダメージはないだろうw。
辰己より先に「辰見」の移籍が決まった。同じく現役ドラフトで楽天から広島カープへ移籍する。辰己と同じ呼び名の選手がいるな、くらいの印象しかなかったが、新天地でがんばってほしい。
追記
佐藤直樹くんについては、今年3月に当時婚約中だった女性の顔を殴打するという警察沙汰があったようだ。いわゆる「訳あり」を獲得したということになるが、球団としては、もろもろ含めて環境を変えて化ける方に賭けたともとれる。「野手の安楽」にならないことを祈るのみ。