わしろぐ

ジジイのプロ野球観戦雑記です。身辺雑記もあるよ。/ in Sendai

ほろ苦デビューでしたね、先発転向の松井裕樹も新クローザーの森原も...。ま、連勝なので良しとします。

Bs1-2E

先発転向の松井裕樹の初陣は、ボール先行でカウントを悪くし、毎回先頭打者を出塁させての苦しいピッチング。相手バッターというよりは、自分で自分の首を絞める(わざわざ苦しいピッチングにしてしまう)みたいな、いつもの独り相撲でした。結局5回もたずに降板...。4回85球では、どんなに下駄を履かせても合格点には届きませんな。それでも失点は最少の1点というところは「さすが」になるのかな。
外へ逃げていく際どいスライダーをストライクにとってもらえなかったのと、オリックスの各選手が際どいボール球に手を出してくれなかったことで、松井のリズムは少しずつ狂っていきました。
毎回得点圏にランナーを背負いながらの苦しいピッチングでしたが、結果失点1に抑えられたのはこれまでクローザーとして修羅場をくぐってきた経験の賜物であり、身体が先発モードに順応しつつある証であると理解したいところ。ただ、テンポが悪いからどうしても味方の攻撃に悪影響が出てしまったようにも見えました。
球数100球が一つの目処ではあったと思いますが、4回でスイッチしましたね。見限ったというよりは、次の登板を睨んで傷は浅いうちに、そんな交代だったのでしょう。修正すべきは「気の持ちよう」くらいでしょうか。初陣でやはり気負いがあったように思います。加えて審判との相性が悪かった。ただ、審判との相性ばかりは先発が避けて通れないハードルの一つですから、切り替える(修正する)技術は必須です。

あと、松井裕樹の後を受けてクローザーとなった森原もこの日がデビュー戦でした。9回裏、1−1の同点でマウンドに上がりました。
さすがに固かったですね。いつもはゆっくりとしたバランスのとれたフォームから剛球を投げ込んでいくイメージなのですが、今回は投げ終わった後に身体がやたらファースト側に流れてました。身体のバランスがいつもと違っていたのだと思います。相当アガっていたな、あれは...。
吉田に2塁打を打たれた後に連続四球で1アウト満塁になりますが、8回に投げていた昨年の森原には考えられない展開に見えました。ま、満塁になったあとは開き直ったのか、後続を断ち切り無失点でマウンドを降りました。
ただ、これが自信に繋がるかどうか、微妙な途中経過ではありました。1点リードでマウンドに送るには、まだちょっと不安な部分は残りますが、こればかりは場数を踏まないことには解決しそうにありませんな。
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場数といえば、1点リードで迎えた10回裏のマウンドに送られたピッチャーは辛島でした。彼こそ、数々の場数を踏んできた最も気持ちの動揺が少ないピッチャー。球威や決め球といったところでみるととてもクローザー向きとは言えませんが、緊迫した場面で一定以上の力を安定的に出せる経験値は持っているタフなピッチャーです。もしかしたらシャギワで来るかなとも思いましたが、辛島でした。さすがの選択だったと思います。
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さて、攻撃ですが、ヒット数は相手11安打に対し、楽天は5安打でした。相手の拙攻に助けられた感じはあります。
ヒロインは浅村の代走で決勝のホームを踏んだ小郷でしたが、チーム全体で見ても走塁のレベルは格段によくなっている印象です。盗塁の数も成功率も上がりましたし、よく鍛えられている感じがします。

初戦は大勝し、第2戦は接戦をものにしました。地力がついてきたんじゃないか...とニンマリしています。

今日の相手先発は山本です。うわぁ、山岡、山本とwマウンテン(2本柱)を楽天にぶつけてくるわけね...と驚きましたが、こっちも昨シーズン8勝をあげた石橋を立てます。簡単に負けるわけにはいきませんから。