わしろぐ

ジジイのプロ野球観戦雑記です。身辺雑記もあるよ。/ in Sendai

3連勝ならず。...というか完敗でした、山本由伸ひとりに。

Bs4-0E

エースが完璧なピッチングをするとチームはここまで変わるものかという典型。そのまま眠っていてほしかったT岡田もとうとう起こしてしまいました。「目覚まし時計」役になったのは、やはり先発・山本の手のつけられない凄まじいピッチングだったと思います。

初回を三者三振で抑えられ(始められ)、あまりにも次元の違うボールに楽天ナインは完全に戦意喪失でした。
味方が初回の攻撃で三者三振、たったの11球で料理された様子を見ていたこっちの先発・石橋も心穏やかではいられなかったはず、「これは1点もやれないな…」と。
ただでさえシーズン最初のマウンドは特別なところに、あんなピッチングを見せられた上に、最初に対戦するバッターが、警戒するバッターの一番にあげていたT岡田ときた。

いやはや、「石橋が気の毒...」みたいな空気が流れていたのかどうかは分かりませんが、それまでノーヒットだったT岡田を簡単に2ストライクに追い込みながら、決め球の制球に苦しみフルカウントに、そして2ベースを打たれます。意識(警戒)しすぎましたね。

これでこのゲームの行方はほぼ決まり。先発・石橋は出鼻をくじかれ、このカードでチャンスにことごとく打順の回っていたT岡田にとうとう初安打が生まれてしまいました(できれば次のカードまで眠っていてほしかった)。
石橋は自分が餌食となるお膳立てを自分で整えてしまったことになります。

それでも初回は最少失点に抑えてマウンドを降り、前日の松井裕樹のようなラッキーな展開に望みを託すわけですが、山本の圧巻のピッチングはその後も衰えを知らず、それどころかますます威力を増していく感じ。
石橋は石橋で、基本変化球ピッチャーでありながらその変化球の制球に苦しみ、2回までに痛恨の3失点。序盤とはいえ、山本相手に3点ビハインドはもはや重すぎる失点でした。
石橋は3回になってようやく落ち着きを取り戻しますが、時既に遅し。
勝利を確信したバッファローズナインに4回にも追加点を取られ、ジエンド。

石橋は4回で降板しました。前日の松井裕樹と同じです。2日連続で先発が4回降板となりました。
しかし、リーグNo.1の呼び声高い中継ぎ陣はこの日もしっかりその実力を見せてくれました。この日の唯一の光明ですな。津留崎、辛島、安楽のリレー。特に津留崎、プロ最初のアウトを強打者・吉田から三振で獲ったのは大きな自信になったのではないかな。
あと安楽。このカード初めての回跨ぎとなりましたが、抜群の制球で無難に抑えてくれました。解説者もコメントしていましたが、安楽はこの先、まだ「先発」の目が残っていそうな、そんなピッチング内容でしたし、起用だったと思います。
www.washilog.com

いやあ、それにしても山本由伸ひとりにやられました。このピッチャーは本当にすごい。ノーノーにならなかったのが不思議なくらい。
あれで2016年の高卒ドラ4でしょ。たびたび愚痴っているロッテの種市が2016年の高卒ドラ6。
楽天の2016年高卒ドラ1の藤平にも早く出てきてほしいものです。高卒ルーキーの化け幅が半端ないですね。楽天もここの研究にもっと力を入れるべき。前評判の高い選手に注目するのはだれにでもできること。

最後に、銀次の代打で登場した内田がこの山本から見事クリーンヒットを放ちました。これもこの日の収穫の一つです。