わしろぐ

ちなわし爺さんのリタイア身辺雑記 / in 秋田

もう、石井の投手起用では勝てるゲームも落としそうです。

疑念

B6✗−5E

9回の松井裕樹へリードを守ったままバトンを渡せない...は、イーグルス最大の懸案事項、石井監督の一番の頭痛の種のはずでした。

ところが、そういう状況を作っていたのは、実は、石井監督自身だったのではないか、昨日のサヨナラ負けゲームを見ていて、私の中でその疑念が強くなっています。

石井さんは自分の型を追いすぎだと思う…。

謎のソラくん続投

先発早川の力投もあり、3点リードで8回を迎えるという理想的な勝ちパターンになっていたゲームでしたが、石井監督が8回裏のマウンドへ送ったのは鈴木ソラでした。相手の先頭打者が左の宗だったので、これは、ま、アリだったでしょう。ところがこの宗を出塁させてしまったソラくん。

次が右の好打者・中川でしたから、石井監督はあそこで鈴木ソラを諦めなきゃいけなかったはず。けど、ソラくんを続投させましたね。次の森の打席のことを考えたのかもしれません。そして2ラン、たちまち3点差から1点差になりました。

あのへんが石井監督の変に脇の甘いところです。というか、負けゲームでも勝ちパターンの投手を惜しみなく投入するのに、昨日のような肝心なゲーム展開で出し惜しみのようなことをする、わけがわからない。

5月7日の繰り返し

中川にとっては、インコースを腕をたたんで器用に処理することくらい朝飯前のことです、ソラくんのスライダーなんか飛んで火に入る夏の虫でした。
ちょうど5月7日の日ハム戦のときと一緒でしたね。ソラくんがマルティネスに同点ホームランを献上したこのときね…。

なぜこうも同じことを繰り返すのでしょう*1。というか、そこにこだわるのでしょう...?。
ソラの良さはどんな場面で生きるのか、そしてソラはその良さをどんな風に発揮してきたか。自分がうまく使ってやれないことを選手自身が乗り越えるべき試練と勘違いしているように見えるのは私だけでしょうか。
石井の型が通用する(ハマる)のは岸、田中、則本あたりのクラスまでという感覚です。そのクラスも「年齢」という別の意味で石井の期待に応えられなくなりつつありますが...。

サヨナラ2ラン

ソラくんの続投で流れは一変しました。ベンチのナインの顔、というか監督の顔、あの時点で1点リードしてたはずですが、すでに負けを覚悟したような情けない顔になってました。

そして9回裏、1点リードで松井裕樹にバトンは渡りましたが、先頭打者をサードエラーで出塁させると紅林のサヨナラ2ランでゲームセット…。この幕切れは、8回裏の楽天ベンチの覚悟(予感)が的中したといったところでしょうか。

ああ、しんど…。

*1:私はそのたびに、平石監督に向けた「1年を通して改善できなかった...」という石井コメントを思い出してしまいます。