- B4−5E
災い転じて福となす。1点追いかける5回表。相手はプロ初先発のルーキーに初勝利の権利のかかったイニングだった。実況アナウンサーが盛んに「親心」を連発していたように継投の選択肢もあったがここは続投。
1アウト1、3塁でバッター小深田のスクイズは大地のスタートの遅れで失敗、たちまち2アウト1、2塁となり、続投成功かに見えた。
ところが、次の村林がまさかのタイムリー3ベースで逆転。続く小郷もタイムリーヒットで追加点と畳み掛け、スクイズ失敗を帳消ししてなおおつりが来る展開に。
あそこでスクイズが成功していたらルーキー高島は降板していただろうから、同点止まりだった可能性が高い。まさに災い転じて福となすの展開であった。
8回に追いつかれた。
それにしても相手4番に2本のホームランは、キャッチャー太田の責任大。2本めはボールの強いソンのストレート系をドンピシャの一発だった。先発岸はチェンジアップを打たれた。打たれたボールを使わない太田のリード傾向を読んでたホームラン...はNHK解説者・田中賢介のコメントだが、たぶんそのとおりだろう。セディーニョが考えたか、コーチのアドバイスかは別として。
延長10回表に先頭の小郷がサード強襲の内安打で出塁、で、今度はうちの4番・浅村の番...とならないところが楽天らしい。2ランどころか、お決まりのゲッツーで、さすがにここらへんの期待だけは昨年から裏切らない。今江監督はいつまで我慢できるか...、いや、いつまで我慢するのか。
しかし、このあとマスター、カズキと連打で続き2アウト1、3塁にすると、日曜日のサヨナラ男・大地がしぶとくピッチャー返しで追加点、これで勝越し。
そして3番から始まる延長10回裏に、クローザー則本が満を持して登場。とうとう来たか、クローザーとしての本領が試される場面。
好打者3番中川を空振り三振にとり、この日2本のホームラン・セディーニョは3本目行ったか...という大きなレフトフライで2アウトw。次の森はセカンドゴロに打ち取ったかと思いきやコブが悪送球、記録は内安打だったからそういう当たりだったのだろう。
こうなると則本のメンタルが心配されたが、宗の2ベースで2,3塁にして好調・若月を迎えると、これをピッチャーゴロに打ち取り逃げ切った。宗の2ベースでポキっと折れなかった則本を褒めたい、やるじゃん...w。
勝利投手は9回裏に投げた西垣だった。プロ初勝利。ほんと、胃が痛くなるゲームが続くよ。