「戦力外」になる選手は日々の練習を見れば分かる
森野氏は次のように語っている。
「何か欠点があり、それを補えるだけの力がない選手が戦力外になる。第三者から見ると、当然その順番っていうのもある。野球選手としての立場であえてドライに言うなら、仕方ないなと」
で、わずか数年でプロ人生の岐路に立たされる選手は「日々の練習を見ていたら分かる」と森野氏は言い切っている。
その特徴
- ひとつの事をやってられない。
- 何かすぐに変えてみようとする。
- (探究心があるという見方もできるかもしれないけど、)何かを極めようとはならない。
要するに、そういう選手は
- 壁にぶつかると、まず目先を変えてみる。
- (懸命な試行錯誤にも見える一方で、)安易な“逃げ”につながる。(つまり「逃げ」の姿勢をとる)
ということらしい。
で、ここからは勝手な想像。
先日、2017年ドラ1の近藤投手がたったの3年の在籍で「戦力外」を通告された。
彼は3年間で1勝もできなかったわけだが、「これでいい」という自分のスタイルが見つからずに焦っていたのかもしれない。「勝ち星」という成功体験がないので、あれこれ懸命に試行錯誤してしまったのだろう。まさに森野氏のいう「数年でプロ人生の帰路に立たされる選手」となってしまったか...。
「お前の持ち味はこれだ。これを極めろ。」みたいなアドバイスができるコーチはいなかったのか...と、このころの投手コーチを確認してみたら、佐藤義則コーチが2018年に楽天に戻り、2019年にはテクニカルコーチとして2軍の投手陣を指導していた。
なるほど、このころはなんとかなりそうな雰囲気もあったのだ。ヨシコーチがもう1年残っていたら何か変わっていただろうか。↓
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