わしろぐ

ジジイのプロ野球観戦雑記です。身辺雑記もあるよ。/ in Sendai

則本なんて「そんなもんでしょう」

E7−4H

逆転勝ちでした。終わりよければすべて良し、と言いたいところなんだけど、やっぱり先発の則本がなあ...。一昨日の涌井じゃないですが、(ノーノー(則本)なんて)「そんなもんでしょう」という感じ。
それにしても、いつまで「本調子じゃない」などと周りに言わせておくつもりなんでしょう。6回103球7被安打3失点、3失点のうち2失点はホームランということなんだけど、それが初回というところが則本らしいなあという気がします。三木監督は粘り強くゲームを作ってくれたと言葉を選んだコメントでしたが、ファンにとってはかなり物足りない内容ではなかったかと思います。
34歳の涌井が毎回しっかり調整してゲームで結果を出し続けているのと比べると、30歳のエース則本がこれまで自身3連敗、もはや涌井との格の違いは歴然です。
(則本が投げたときの)チームとしての4連敗はかろうじて免れたわけですが、結局はリードを許したままマウンドを降りていますので、則本だけでみれば4連敗と言ってもいい内容だったと思います。
解説者もコメントしていましたが、則本のボールには「切れ」がありません。解説者の言い方は「球速表示は東浜よりも上ですが、見た感じのスピードは東浜の方が速い」というものでしたが、まさにそのとおり。極端な言い方をすると則本のストレートは山なりの軌道を描いているようにさえ見えました(よく「おじぎをする」などと言いますが。)。球速表示が初速を捉えているとすれば、則本のボールはミットに収まるころにかなり失速しているのでしょう。擬音で例えるなら「ギュイーン」という感じでミットに収まっていないw。みたいな...。
打たせてとる新フォームはどうなったのでしょう。最近は話題にもならなくなりました。結局はフォーム改造の余裕さえもなくなって元の投げ方に戻っているのかもしれません。
涌井が移籍してきて本当に良かったとしみじみ思っています。岸が不在で則本がこんな調子では涌井がいなければ楽天が今の位置にいることはなかったでしょう。かつてのwエースが撃沈したままですが、影のエースがしっかりチームを支えてくれています。ゲームのときだけではありません。涌井がヒロインで「(明日登板予定の)松井裕樹の応援をよろしく...」とエールを送ったように、投手陣全体の精神的支柱にもなっている感じです。

あぁ、あの頃の則本は幻だったのでしょうか。↓
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さて、そんなわけでお立ち台は逆転劇の主人公2人でした。2本塁打のロメロと7回に逆転の2点タイムリー3ベースを打った小深田。
ブラッシュが低迷中なので、ロメロの偉大さが際立っていますね。ロメロとブラッシュの関係は涌井と則本の関係に似てきました。それとトップバッターの小深田は三木野球を一人で体現している感じに見えます。出場するたびに成長している。実にいい選手ですな。
ロメロとブラッシュ、涌井と則本、そして小深田と茂木...。ファンが描く勝手なチーム内のライバル関係。茂木はかなり焦っているのではないかな...。