わしろぐ

ジジイのプロ野球観戦雑記です。身辺雑記もあるよ。/ in Sendai

なんちゃってエースで負けたあとは、バリバリのエースが相手ときたか...w

入れ替え攻防戦

  • B5−1E

首位攻防戦というのはあるけど、3位と4位の対戦はなんと呼ぶのだろう。3位までがAクラス、4位以下をBクラスと呼ぶことがあるから、さしずめ「入れ替え戦」ということになるのかもしれない。

3位楽天と4位オリックス入れ替え戦となるカードの初戦である。エース則本を先発に当てた楽天はどうしても勝っておきたかったゲームだが、「どうしても勝ちたい」ゲームには滅法弱いエースだから、やっぱりなあ...、という感じ。

小深田なあ...

初回、先頭の福田を打ち取ったと思ったら、小深田の悪送球で2塁打になってしまった。あれは則本には気の毒だった。

小深田なあ、ときどきやらかす。バッティングがいいだけに、あとは守備に、というか送球に安定感が出てくればライオンズの源田ともいい勝負ができると思うのだが。

エースなあ...

ま、則本にはあそこを0で切り抜けてくれたら最高だったが、そこを期待するのは酷なのか。最少失点で良しとするしかないというのは、厳しいことを言うようだが、エースとしてちょっと寂しいかな。

その後、3回裏の2失点も先頭バッターの長打から始まった。則本の登板前のコメントなんかを聞いていると、「先頭を出さないように」と、よく分かっているようで、そういう展開にならないから悩ましい。もはや考えているように身体が反応してくれないということなんだろう。

登板前のスポーツニュースでは、前回登板のロッテ戦(4回4失点)から投球フォームを見直して調整してきたことを伝えていたけれど、今回も5回98球4失点では、ほとんど修正されていないことになる。

故障でないとすれば、もはや「身体の衰え」ということになる。早川がコンディション不良で離脱し、そろそろ戻ってくるような報道もあった。ここに来て、早川が戻ってノリがドック入り…も想定内に入ってきた。ま、涌井もいることだし、この2人が戻ってくればノリの穴は埋まるとは思うが...。

ゲーム後の石井監督コメント

「週の初めでチームを加速させないといけない立場。マウンドの立ち姿も良くない。ファイティングポーズをとってほしい」

たしかに今のノリは自分のことで精一杯という印象ではある。

相性

攻撃陣は苦手・田嶋をやっぱり攻略できなかった。「相性」の問題は投手により一層有利に働く。田嶋はもはや楽天打線に対して完全に優位に立っている感じである。

伊藤裕季也スタメン

攻撃陣で注目だったのは、森原とのトレードでDeNAから移籍してきた伊藤裕季也選手だ。1塁7番でスタメン出場したが、さすがにセリーグで控えだった選手がリーグが変わったからといって、すぐに覚醒するはずもなく、ノーヒット。

石井監督はときどき思い切った起用で周りを驚かすけれど、あまり上手くいくことがない。特に右バッターの起用で成功例は皆無じゃないだろうか。*1

結果は出なかったけれど、バットは振れていたから、今日のゲームもとりあえず使う方向だろう。

今後

さて、初戦をエース則本で負けたと思ったら、今日の第2戦は相手がエース山本をぶつけてきた。あっちのエースは迷いも不安も全くない本物のエースである。こっちの勝ち目は、悪いけどほとんどない。

希望の光は、こっちの先発が辛島であること。辛島が先発のときは何かが起こる、…みたいな、もはや神がかった世界に期待するしかない。

例えば、佐々木朗希を擁するロッテ戦に勝ったときも辛島が先発だった。楽天ファンの間では、今や、エース則本よりも頼りになる投手の一人であるのは間違いないw。

涌井の穴→辛島が埋めた、則本の穴→涌井が埋める、いずれはこんな感じで回るのかもしれない。

*1:いや、1回だけあった。炭谷を指名打者で使ったゲームであるw。