わしろぐ

ジジイのプロ野球観戦雑記です。身辺雑記もあるよ。/ in Sendai

松井裕樹の先発転向は成功か失敗かまだハッキリせず...

E1-3H

松井裕樹の「5回89球8被安打3失点」はどうなんでしょう。先発転向で「チームの力になりたい」はいいんだけど、果たして力になっているんだろうか。
「おお、よしよし。今日は5回までよく頑張ったね。いいボールもあったし、3失点なら上出来、上出来...」ベンチはまるで子供の機嫌でもとるような感じで煙に巻くようにシャギワにスイッチしました。前日の涌井で休養十分のリリーフ陣を松井のためにフルに使う贅沢さ。いよいよコスパの悪い先発ピッチャーを誕生させるのに躍起になっている感じに見えます。

立ち上がりの2イニングくらいまでは制球も安定して良さそうな雰囲気もあったのですが、ランナーを出すとどうも制球がバラツキます。味方がチャンスで得点できなかった可哀想な展開ではありましたが、松井のピッチングにも攻撃にリズムができるようなテンポの良さは感じられませんでしたね。
松井に対する先入観があるのかもしれません。先発がゲームを作るというよりは、クローザーがゲームを締めるときのようなイメージでゲームが進んでいる印象でした。同点で迎えた9回にクローザーの松井が登板し、回跨ぎで投げているときのイメージ。
先制したところまでは良かったですが、3回に同点に追いつかれたところから嫌な空気が流れ出しました。ぁあ、松井が同点にされた…みたいな。

相手チームも先発は2回で早々に降板し、リリーフ陣がつなぐ苦しい展開であったにも関わらず、味方打線にはなかなか火が付きませんでした。これこそまさに同点で終盤を迎えたときの重苦しい展開そのものの感じでした。

松井の先発転向が行けそうなのか、失敗なのか、どうも結論をウヤムヤに先延ばしされたような感じ。ベンチは次も涌井がリリーフ陣を休ませたところで松井裕樹を登板させてリリーフ陣がフル稼働で松井の慣らし運転をフォローするみたいな運用をしていくつもりなんでしょうか。どこまで松井裕樹に投資すれば気が済むのでしょう。そんな感じです。

先発転向の難しさはよく言われますが、オリックスの山本なんかも同じようなパターンではなかったかと思います。できるピッチャーはすんなりハマるんです。これほどハマらないということは、そもそも型が違っているのだと思いますがどうでしょう。次回登板にはウヤムヤにせずに白黒ハッキリつけてほしいと思います。
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あと、下水流がなかなか打てません。というか、これだけ打てないのに使い続ける意味が分かりませんな。まだ、山崎とか小郷の方が可能性を感じます。
かと思えば、投手の近藤は一度も投げずに降格です。使ってみよう、使い続けてみようのポイント(着眼点)が知りたい今日このごろ。