わしろぐ

ジジイのプロ野球観戦雑記です。身辺雑記もあるよ。/ in Sendai

菅原でゲームを壊してから辛島に修正させるくらいなら、最初から辛島に先発の調整をさせ、登板させてほしかった...

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菅原秀の先発について

タイトルからの続き

...と思っていたので、前日のブログにも「先発は辛島で」と書きました。そもそも菅原に先発の「適性」があるのか、そこからが疑問です。これだけチャンスを与えていればまぐれでも一度くらいは可能性を感じさせる登板があるものです。
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7月15日のオリックス戦での初勝利はありましたが、あれは塩見の登板回避でたまたま先発が回ってきたもので、いわゆる「困った時のシュウ」状態で投げたときの実績です。先発ローテを任せられるピッチャーかどうかは未知です。その後の予告先発での実績が必要でした。
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戸村や森雄大といった「才能はあってもメンタルに課題を残すピッチャー」とは違うというところを見せてほしかったところですが、初勝利以降、なかなか練れたピッチングになりませんでした(ボールとストライクは相変わらずハッキリしているし、カウントを整えられるボールがないのか、整えられるメンタルがないのか、いつもボール先行で苦しいピッチングにしてしまう...)。

こうなるともはや先発投手としての「適性」に問題ありと見るしかないように思うのですが、ベンチはなかなか見極めできずにいるようです。
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昨日のゲームから

  • L6−5E

渡邊佳明のプロ初ホームランが同点の3ランになったのは出来過ぎでした。あれがあったので結果的にはサヨナラ負けという接戦に持ち込めたわけですが、菅原を懲りずに先発に起用している段階で「勝敗は菅原のできいかん」という選手任せの出たとこ勝負の采配になっています。投手リレーは先発の菅原を3回途中で諦めると、宋で3回をつなぎ、4回から結局辛島を登板させる展開になりました。

早い段階での辛島登板は予想どおり

辛島を投入することになるのはある程度想像できました。菅原のこれまでのマウンドを見ていて、先発を任せられる「適性」があるかどうかは分かりそうなものです。普通でさえ自分のピッチングをするのに汲々としているピッチャーが、驚異的な攻撃力を誇るライオン打線相手にいつも以上のピッチングのできる道理がありませんから。
辛島は4回以降リリーフし、結果的に4イニング2失点の内容でしたが、彼にはスクランブルの対応ではなく、先発としての調整をさせたところでゲームに入らせてあげたかったところです。少なくとも先発を3回途中で代えるなどというバタバタした展開にはならなかったはずです。

平石監督の選手起用についての雑感

投手起用に限らず、平石監督の選手起用には難解なところが多いように思います。例えば...

  • 山崎はいい感じでプレーしていた印象でしたがいつの間にか抹消されてるし...
  • 西巻などは上がってきたかと思ったらほとんど出番なくこれまた抹消されるし...
  • そんな中でも「自動アウト」というか「申告アウト」というか、...の村林だけはスタメン起用みたいな...
  • ピッチャーだと藤平も同様で、一度復帰登板したきり次のチャンスがない
  • 何度もチャンスを与えられる菅原と何がどう違うというのか

...といった具合です。

ルーキーの起用は当たったけど...

ま、辰己、太田、渡邊佳明、弓削といったルーキーの起用に関しては成功例と言えないこともない。ただ、渡邊佳明などは村林の代わりに内野手として使っていれば、もっと戦力として磨きがかかっていたようにも思えるし、最近の村林の先発したゲームでは拾えたゲームもあったように思います。村林の代わりという点で言うなら山崎でも西巻でも良かった。

機動的野球ができない...

機動的野球ができないことへの不満もあります。例えば、

  • バントが下手くそな選手が多いけど、サインは一応出すから「チャンスをバントでつぶす」みたいな展開になることが多いし...
  • 足の速い選手もそれなり揃っているけど、盗塁数なんてリーグ最低(西武の114に対し楽天38)なのがとても淋しいと思うし...
  • 昨日のゲームでもやたら併殺打が多かったけど、併殺打がリーグ一位ときているし...

選手任せの結果オーライ野球になっていないか

選手起用については怪我による離脱を避けるための工夫というか苦労も感じられます。それにしても人選には疑問。どこをどう評価しての起用かは選手が結果を出してくれないことには表に出ようがないわけですが、起用に応えられていない選手が多すぎ。逆に起用に応えつつある選手を使わなくなったりとチグハグな印象さえあります。
選手の適性をクールに見極めできないところが平石監督の良さであり最大の弱点のような気がします。
攻めの野球とか言うわりに結構大人しい動きのない野球だし、結局は選手任せの結果オーライ野球になっていないか...と。
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平石監督の来季留任はあるのでしょうか。石井GMのインパクトある動きに比べ地味な印象が強くなる一方です。

前日の審判の判定に猛抗議した平石監督に対し、石井GMが「気持ちは分かるが、判定は覆らない」などとコメントしていたようです。来シーズンの平石監督留任人事はちょっと雲行きが怪しくなってきたかもしれないなあ。

...などと思う今日この頃です。