わしろぐ

ジジイのプロ野球観戦雑記です。身辺雑記もあるよ。/ in Sendai

岸も石原と組んでガッチリ!



  • E5−1F

 先発は岸。今江監督は前回、前々回と岸と組ませた太田に代えて石原を先発マスクに指名した。

 勝つためならなんでも試すし、「改めるに憚ることなかれ」が今江スタイル。
 
 前回登板で2回50球超えとなった太田とのコンビを解消、瀧中とのコンビでも良さを引き出していた石原と組ませないわけがない。

 随所に石原ならではの大胆なリードも見られたが、岸はそのリードにほとんど首を振ることがなかった。ゲーム前のコミュニケーションがとれていたのか、今売出中の石原のリードを信頼していたのか、いずれにしても非常にテンポ良くゲームは進んだし、何度かあったピンチも切り抜けた。

 特に岸がヒロインで「感覚が良かった」とコメントした6回表1アウト満塁の場面からレイエス三振、清宮ショートフライで切り抜けた場面は圧巻だった。
 そのレイエスへの配球。初球をカーブで入り1ストライク。2球目はアウトコース低めにストレートで2ストライク。3球目は外へはずし、カーブを打たせてファウルにすると、最後はインコースへズバッとストレートで見送り三振。バッターは手が出なかった。
 投げた岸もすごいが、投げさせた石原も大胆な配球だった。

 このときの感覚の良さが岸に7回続投を志願させたらしい。

 この日の岸は7回118球8安打1失点という内容。これで岸のときのマスクは次も石原だろう。



 それにしてもよく1失点で終わったと思う。観戦していての感覚は少なくとも3、4点は取られていたゲームだった。安打数も楽天の9に対し日ハムは12だった...。

 マジで危なかったのは、先発の岸が「追いつかれたら引っ叩いてやろうと思った。」とヒロインでコメントしていた9回表のクローザー則本のピッチング。0アウト満塁にしたときは「うわぁ、やっちまうかぁ...」と嫌な予感が頭の中を過ったが、よくぞ無失点で切り抜けた。

 そのシーン。石井一成の当たりが強烈なサードライナーで浅村がキャッチ、ほぼ同時にサードベースを踏むと、飛び出したサードランナーもアウトでゲッツー、これが大きかった。次の郡司にもヒットを打たれ再び満塁にするも、松本をレフトフライに打ち取りゲームセット。

 1イニングに3安打1四球というピッチングをして無失点で終えたのだ。クローザーにはこの手の強運も必要であるw。

 というか、ノリのときは逆に太田が合っているのかもしれない。今江監督はノリをマウンドに送るとき、次は石原から太田に代えるかもしれない。

 守りの方がどれだけ頑張っても、攻撃の方で得点しないことにはゲームは勝てない。
 岸の力投があったから勝てたというのはあるが、やはり小郷の先頭打者ホームランで先制の口火を切ったのと、その後、なかなかチャンスで得点できなかった嫌な流れを一発で変えた浅村の3ランが大きかった。

 というわけで、昨日のヒロインは3人。岸、浅村、小郷だった。