わしろぐ

ジジイのプロ野球観戦雑記です。身辺雑記もあるよ。/ in Sendai

安楽が7回2失点の好投、茂木のエラーがなければ無失点だったと思います。

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なんでこうなるの?という天気と勝敗

ようやく仙台も日中の気温が20度近くになろうかという晴天に恵まれたと思ったら、ゲームは京セラドームでオリックス戦という日程。で、5連勝中のイーグルスは開幕以来一つも勝ち星の無かったオリックスに最初の勝ち星をつけてしまいました。なんか裏目裏目の展開になっているようで変な感じです。

弓削よりもやっぱり安楽

  • Bs2-0E

イーグルスの先発は安楽、開幕投手だった岸のスキップによる代役登板でした。開幕ローテの6枠を弓削と争っていた安楽でしたが、ベンチは開幕第6戦の先発に何故か弓削を持ってきました。オープン戦でのピッチングだけを見ると絶対に安楽有利と見ていたので、これが伊藤起用法かぁ…と。その真意をいろいろ考えてみましたが、ど素人には理解不能でした。

アクシデントのあった岸の代役に安楽をあてるために第6戦は弓削にしたとも考えられますが最初から第6戦めは弓削で行こうと決めていた感じも否めません。果たして真相はどっちだったのでしょう...。
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安楽のピッチング

今回の安楽のピッチングを見たら、やはり弓削とはまったく次元の違うピッチングをしていました。第6戦を勝利したイーグルスにとって、今更第6戦めの先発は安楽で行くべきだったと言っても何の意味もありません。ただ、今回のピッチングでローテの6枠は安楽が弓削に取って代わることは間違いないでしょう。それくらい素晴らしいピッチングを見せてくれました。

制球も良かったし、球のキレもありました。解説の星野さんが「ボールを操っている」という表現をしていましたが、まさにそんな感じ。一球一球のボールに意図が感じられたし、打者との駆け引きがありました。

投球術の巧さに加えて、スピンのきいた生きたボール。かつての豪腕のイメージはありませんが、打者へ向かっていく姿勢は感じられたし、ボールのキレがあった分、軟投派という印象でもありませんでした。いろいろとタイプの違う先輩投手に師事し、自分なりのピッチングを見つけた印象がありました。安楽風にゲームを作っているイメージがすごく出ていたと思います。...ちょっと褒め過ぎかなw。

安楽の成績をあげておきます。

投球回 打者 球数 被安打 四死球 失点
安楽 7 26 99 3 3 2

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茂木のエラーがなければ安楽は無失点だった...と思う。

上で「失点」が2となっていますが、茂木のエラーがなければ無失点で切り抜けていた展開だったと思います。別の言い方をすれば、藤田がショートに入っていれば防げた失点でしたw。藤田と茂木の一番の違いは何かというとバッティング、つまり攻撃力ということになります。藤田の守備力を差し引いても茂木の攻撃力に軍配が上がるという計算です。藤田の攻撃力も並以上であるのは間違いないのですが、やはり茂木の「長打力」の魅力の前にはやや劣勢という感じでしょうか。

ただ、この日の茂木のバッティング(当たり)は4回の先頭打者での出塁だけでした。しかもこのチャンスを茂木自身が牽制アウトで潰しています。で、すぐその裏の守りでエラー(トンネル)をして相手チームのチャンスを広げてしまうわけですね。このエラーは大きかった。普通に捕球していればゲッツーになる打球でしたから。

それでも茂木をショートで使うのが一番現実的という現実...

茂木のエラーはその次の回にもありましたね。ショート茂木、送球がいくらかマシになったと思ったら、今度は捕球でつまずいています。なかなか上手くいかないものですね。茂木のバッティングはたしかに魅力です。これを生かしつつ、内野の守備力も落としたくないとなると、茂木サード、藤田ショートでウィーラーDHという配置になりそうですが、ブラッシュが溢れてしまいます。

ただ、茂木のサードがショートより本当に良いのかというとこれもまた微妙ではあります...。藤田を見ていて分かるように、捕球の巧さはその選手のセンスの問題であってポジションの問題とも少し違うように思うからです。

茂木を外して藤田ショートでも決して戦力ダウンにはならないと思います。が、藤田の年齢的なことやこれからのイーグルスのことを考えるとやはりシーズンを通して藤田というわけにもいきません。藤田は切り札的に持っている状態が理想で、やはり一番現実的なのは茂木の守備力アップに期待することでしょうか。それにしても一つのゲームで2つのトンネルは多過ぎです。茂木に喝ですねw。
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さいごに

オリックスから金子と西が移籍しました。楽天でいうところの岸と則本が移籍しちゃったような状態。則本が前半戦不在となることくらいまだマシなようにも思えてしまいます。そんなオリックスは開幕からの2カード6試合で勝ち星一つ稼げなかったわけですが、我がイーグルスはそんなオリックスに初白星を献上してしまいました。ちょっと悔しい...、もったいない....。

しかし、相手の先発山岡がやはりいいピッチングをしていました。今のイーグルス打線を無失点に抑えるのですからたいしたものです。開幕投手に恥じない内容でした。それに負けないくらいのナイスピッチングを見せていた安楽、本当は勝たせてあげたかった。ま、安楽には次があります。ローテ入りは間違いないでしょう。

あまり言うと茂木ファンに叱られそうですが、今回の敗戦のキーパーソンは茂木でした。攻撃でも自分の作ったチャンスの芽を潰してしまうし、自らのエラーで招いたピンチが失点に繋がってしまいました。野球は実に残酷なスポーツです。

さて、今日の先発は美馬です。明日は藤平なのでとりあえず今日勝っておかないと最悪の展開も考えられます。