注目したのはこの2人
- E0-6D
昨日の中日とのオープン戦。スコアはあまり気にしていません。注目したのは開幕ローテ入りを狙う池田と安楽の2人のピッチングでした。スマホの動画でチェックしていたので、迫力こそありませんが、出来不出来くらいはわかります。池田はかなり調整が遅れていますね。2番手に投げた安楽は良さそうでした。
池田隆英
先発は池田でした。本当は4イニングを投げる予定だったと思いますが、あまりの内容の悪さに3回と1/3で濱矢にスイッチされてしまいました。3回1/3、投球数64、被安打6、四死球2、失点4、この時期の出来としては厳しいです。昨日のブログでは先発候補の7番めに名前をあげておきましたが、このぶんだと(先発ローテ)候補者リストから早々に姿を消しそうな雰囲気も出てきました。
制球は悪いし、球威もない。投球フォームのバランスが悪いのでボールに力がうまく伝わっていない感じでした。ストレートに自信がないからでしょう、変化球でかわすピッチングになっていたので全体的に逃げのピッチングに見えました。ボール先行でカウントを悪くしてから自信のないボールでストライクを取りに行くわけですからどうしたって打たれてしまいますよね。印象悪いです。
池田にはもう少し逞しいイメージを持っていました。高校、大学とライバル関係にあった田中正義(ソフトバンク)の影に隠れて怪我と戦いながらプレーを続けてきたという学生時代の苦労話にそんなイメージを勝手に持っていたわけですが、今のピッチングには残念ながらその逞しさが感じられません。
昨シーズン終了後に台湾でのアジアウィンターリーグにNPBイースタン選抜の一員として出場しました。台湾選抜との優勝決定戦で先発に起用された池田は、8回を2被安打10奪三振無失点の好投でチームを優勝へ導き、リーグのMVPにも選ばれました。あの経験はなんだったのでしょう。完全にリセットされてしまったようで勿体無いです。昨シーズンからまったく進歩が感じられません。逆に後退している印象さえ感じました。
開幕ローテを争っている大事なこの時期にここまで調子が上がってきていないというのは何が故障でも抱えているのでしょうか、則本同様に、そっちの方が心配になってきました...。
ハッキリ言えることは、今のピッチングは1軍で登板できるレベルにないということです。
投球回 | 打者 | 球数 | 被安打 | 四死球 | 失点 | |
---|---|---|---|---|---|---|
池田 | 3 1/3 | 17 | 64 | 6 | 2 | 4 |
安楽智大
4回からは期待の安楽が登板しました。彼は良いストレートを投げていましたね。球速こそ最高でも140キロ台ですが、ときどき糸をひくようなストレートがありました。ボールに力が戻ってきたみたいです。2イニングを投げてホームランによる1失点...。四死球はありませんでした。1軍での初登板としてはまずまず納得の行く内容だったのではないでしょうか。
あとは長いイニングを投げたときにどうなるか、最低でも5イニングは投げられないと...。池田が逃げのピッチングでダメダメだったので、そのぶん安楽のマウンドさばきが良く見えたのも否めませんねw。次の登板にも注目です。4イニングは投げさすでしょう。とりあえずはこれで開幕ローテ候補に名乗りを上げる形にはなりました。
安楽に決定的に足りていないもの、それは実績です。可能性の高さはだれもが認めるところですが、その場面を本番で見ることはありませんでした。プロに入ってからの4年間で5勝、ここ2年はたったの1勝です。昨日のブログに上げたメンバーの順番からすると近藤、西口らと同じ横一線に立ったという感じかもしれません。
投球回 | 打者 | 球数 | 被安打 | 四死球 | 失点 | |
---|---|---|---|---|---|---|
安楽 | 2 | 7 | 28 | 1 | 0 | 1 |