育成を含む11人を戦力外に。バッサリ切ったという感じ。たとえば、松井友飛、小孫竜二、弓削隼人といったところは、とうとうそこにもメスを入れたかという感じ。先日のドラフト会議では5人(育成契約を含む)の投手を指名していた。化ける気配の見えない選手の可能性よりも、未知だが新戦力の可能性にかけようという判断に見える。
松井友は化けそうで化けない、不思議な選手だった。1軍での登板もけっこうあったので、球団としても「戦力になる使い方」を懸命に探していた選手だった思う。しかし結果として「帯に短しタスキに長し」という判断に落ち着いたようだ。ちょっと波がありすぎた。ポテンシャルをまだ生かしきっていない印象はある。あとは当人の考え方、取り組みの方向性のような気がするのだが。
小孫は2022年ドラ2の選手だが、在籍3シーズンで戦力外は早すぎだ。怪我という情報もないようだし、メンタル的な問題ではないかと想像する。ルーキーイヤーの初登板で3者連続四球、1アウトもとれずに降板したときの印象を早すぎる戦力外と結びつけずにはいられない。1軍での登板機会はほとんどなかった。もはやプロ向きでなかったと思うしかない。
弓削はもう少し弾けたかった選手。恵まれた身体のサウスポー、「和製ランディー・ジョンソン」という異名もあったが、いっそ、そこを目指せばよかったと素人感覚では強く思うw。オフにでもランディー・ジョンソンに会いに行くくらいの熱意がアレば変われたかもしれない、などと勝手に思ったり。
松田は「エッ、戦力外?」と思った選手。しかし利き腕にメスを入れたからね、育成打診は既定路線、西口のように復活するのを待ちたい。ルーキーイヤーで今江監督に「うれしい誤算」と言わせた快投をもう一度みたい。
宮森はどうにかならなかったかなあ…と、すごく思う。ルーキーイヤーは無双のピッチングをしていた投手、それが翌シーズンにはまるで別人だった。燃え尽き症候群ではあるまいな...。ルーキーイヤーの状態に戻せなかった原因は本人にあるのか、球団にあるのか。育成ベタのモデルケースにならなければいいが...とちょっと心配。
野手では山崎が「とうとう(この日が)来たか」という感じ。いい選手だったが、病気と怪我に苦しみ、チーム内のレベルが一気に上ってしまったところへ対応できなかった。
山田はいい味出していた、ありがとう。