わしろぐ

ジジイのプロ野球観戦雑記です。身辺雑記もあるよ。/ in Sendai

村上という投手




山本由伸7失点

 牛0ー8虎、日本シリーズの初戦は予想外の結果になった。反対だったら「あり」かなと思ったかもしれない。それは先発投手の山本は知っているが、村上はよく知らないから。山本は、いること自体すでに1勝のアドバンテージと言われるくらいの投手。その山本が先発したが、まさかまさかの7失点、大敗だった。

 パ・リーグ3連覇のオリックスだが、なんでも山本投手はまだ日本シリーズでの勝利がないらしい。3年連続、4冠の投手が大舞台に弱いとも考えられないし、山本も「人の子だったか...」というのも短絡過ぎる。なんでしょう、専門家がもっともらしくいろいろ解説していたようだが、正直、どれもしっくりこない。無理くり理由を探す必要もないのだが、結局は攻略した阪神タイガースの選手たちが、その攻略法を指示した岡田監督の戦略が、一枚上手だったというところが一番近いような気がする。

村上という投手

 で、山本を攻略したタイガースの各打者もたいしたものだが、オリックス打線を沈黙させたタイガースの先発・村上という投手もたいしたものである。その村上という投手、25歳というから山本と同い年である。この世代には西武の今井がいる、うちの早川がいる、藤平がいる、ロッテの種市もそうだし、なんともすごい世代なところへ、この村上という投手も加わるのね。いやはや...。

 さぞ期待された投手なんだろうとプロフィールをチェックすると、2020年のドラ5であった。

 つい先日終わったばかりの2023年ドラフトについて、最も成功した球団はどこだとか失敗した球団はどこだとかいろいろ言われているけれど、村上投手のドラ5からもわかるとおり、ドラフトの順位なんてほとんどあてにならない。プロの水が合うか合わないか、プロの水に放してみないことには分からないのである。ルーキーイヤーも始まらないうちから成功したとか失敗したとか、ほとんどナンセンスな話だと思ったり。

第2戦ほかもろもろ

 日本シリーズ第2戦はオリックスが勝利、しかもスコアが初戦とまったく逆ときた。戦績はこれで完璧な五分と五分のようにも見えるが、オリックスはホームゲームからのスタートというアドバンテージを生かしきれなかったところで、若干、タイガースが有利かと…。
 今日が移動日で明日から舞台は甲子園、オリックスの選手は、阪神の選手のほかに阪神ファンとも戦うことになる。できれば2連勝で敵地に乗り込みたかった。それでようやく五分五分という感じがしないでもない。

 で、第3戦の先発も気になるが、わたし的には山本由伸に再度登板のチャンスがあるのか、そっちの方が気になる。日本シリーズ未勝利のまま海を渡るのか、みたいなところだね。

 それにしても宇田川はWBCで完全に化けたね。今や風格さえ感じさせる。彼が2020年の育成ドラ3だからね...。早川も侍入りで化けてくれたらイイなあとか思ったり。