読log
「晴耕雨log」という言葉が気に入ってときどき使っているが、ブログの投稿は一日一記事と決めているから、logが「ブログを書く」ことばかりだと時間が余ってしょうがない。これには「ブログを読む」ことも入る。…と前置き。
最近は他の人のブログを読む量も増えた。お気に入りのブログは欠かさず読むし、そのブログで他のブログを紹介していたらそれも読みに行く。お気に入りのブログが勧めるブログはほぼ面白い。好みの傾向が似ているからだろう。「読んだよスター」がついていれば「どれどれ」と読みに行く。読書ならぬ「読log」にハマっているw。
日記系の人気ブログなどは「このブログはなんで人気があるんだろう」などと考えながら読んでいるんだけど、たしかに面白い。面白いから古い記事を遡って読んでしまう。まるで小説でも読んでいるようにハマってしまう。すごいなあ。こういうブログを書けたらいいなあとか思いながら読んでいるw。
面白い日記系ブログの共通点は、そこに「物語」があることじゃないだろうか。文章の上手い下手ではない。切り取った日常の出来事がとにかく面白いのだ。興味をそそるのだ。事実は小説よりも奇なり、である。
角田源氏
時間だけはいっぱいあるので、何か長編の小説でも読んでみようかと思って、最近になって「源氏物語」に手を出した。大河ドラマ「光る君へ」の影響でいつか読んでみたいと思っていたが、ここに来てようやく重い腰を上げた。
源氏物語の現代語訳はいろいろな作家が出していて、例えば古くは与謝野晶子、最近では田辺聖子、角田光代、瀬戸内寂聴。他にも初めて名前を聞くような作家なのか学者なのかわからない方もいて、どの作家の源氏物語を読もうかと迷ったが、けっきょく角田光代の第1巻を買ってみた。
角田光代という作家は知っていたが、ファンかと言われるとそういうわけではない。「八日目の蝉」は彼女の代表作だと思ったが、あれは小説を読んだのではなく映画を観たのだった。手にした本の帯に「疾走感ある訳文で最後まで読める」とあって、それだけで決めたw。
ただ、情けないことに早くも挫折しそう。これは面白さが分かる前に挫折するパターンかも。読むのを中断して栞を挟んだところまではいいが、その後、なかなか手が伸びない。そのままになっている。作家を間違えたか...w。