わしろぐ

ちな鷲ジジイの身辺雑記など / in 秋田

なんか強くなっている気がするんですけどw。

B3−5E

見せ場

 オリックス打線を1得点に抑え2点リードで8回のマウンドへあがった先発の早川でしたが、2アウト2塁で迎えた福田にタイムリーを打たれ1点差になったところで降板しました。
 リリーフしたソンが続く森、紅林にいずれも初球を打たれて同点になりましたが、これで流れは完全に相手チームへ行ったかに見えました。

 ところが9回表、1アウトから太田の代打に送られた茂木が見事な2ベースヒットでチャンスメイク。そこから好調イーグルス打線がつながります。
 小深田がこの日猛打賞となる3本目のヒットでつなぎ、好調・小郷は四球でつながり1アウト満塁にすると、村林が勝越しタイムリー。そして浅村が技ありの犠牲フライで追加点、2点差としました。

 あとは現在防御率0点の守護神・則本が9回裏を3人締めでゲームセット...。


ほんとに太田でいいのか?

 72/3回を投げぬいた早川に勝ちが付かなかった誤算はありましたが、それ以外は理想的な展開でカード頭が取れました。早川は8回を投げ抜きたかったところですが、あそこは2アウトからのオリックス打線の粘りを褒めるべきでしょうね。
 それにしても、早川と太田のバッテリーは本当にうまくいっているのでしょうか。早川が太田のサインに首を振る場面がけっこうありました。ま、早川が遠慮なく首を振れるようになったところは2人の関係の進展だとは思いますが、太田の「早川の良さを一番知っているのは自分です。」にはやはり疑問符がつくかな。あれだけ首を振られていてよく言うよ...という感じでしょうかww。
 サインがすんなり決まって投げるのと、そうでないのとではやはりテンポに影響が出ます。妥協の末に様子見の配球となれば球数が増えるだけでなく打者との駆け引きに影響が出ることもありそう。
 ただ、この組み合わせは変えないんだろうなあ。だれだ?首謀者は。

地味に最低限の仕事はこなす

 攻撃では「さすが浅村」、「さすが島内」というところが見れて良かったと思います。8回表の攻撃でした。先頭の村林が2ベースで出塁すると、3番浅村はライトフライに倒れますが、しっかり進塁打にして1アウト3塁で島内という場面にしたのはさすがでした。そしてここで島内はタイムリーを打ちます。打率2割前半の3番、4番ですが、チャンスで回ってくるとこういう攻撃を展開できるのはさすがですね。浅村は9回表にも犠牲フライで地味にチームの勝利に貢献しました。

なんだかんだ線になっている

 1番小郷、2番村林、7番辰己が目立っていますが、5番大地、6番マスターもベテランらしくチャンスメーカーになったりポイントゲッターになったりと変幻自在、3番浅村、4番島内も不調なりに地味に最低限のチーム貢献ができる実力を出している...。強いチームの打線になってきたなという感じがします。

代打の切り札

 9番小深田にも当たりが出てきました。このフレーズはときどき書いている気がしますが、打率が2割チョイという状況ですから、波が大きいということでしょう。守備範囲の広さと出塁したときの使い勝手の良さでこのままセカンド起用は続きそうですが、9番小深田が安定してくれば今の打線はもう一段ギアが上がる感じです。

 茂木は数少ない代打というチャンスで結果を出しています。今や「代打の切り札」という位置づけですが、かつての慎太郎や銀次といったところの系譜をたどっているようにも見えます。サード浅村、セカンド小深田、ファースト大地のどこに割り込むかというところですが、この均衡はなかなか崩れそうにありませんね。