わしろぐ

ジジイのプロ野球観戦雑記です。身辺雑記もあるよ。/ in Sendai

昨シーズンは村林、小郷、今シーズンは石原かもしれないな。

  • L2−8E

 2回に先制されるも3回に逆転、6回に同点に追いつかれるが、8回に2点勝越して再び逆転のシーソーゲーム。さぁ、ノリが離脱してから初めてのセーブシチュエーションへ突入かという展開。

 8回のマウンドにはソンが送られ、無失点でつないだから9回は無難に渡辺翔太だろうと思っていたら、9回表に4点追加のビッグな援護。

 9回裏は西垣が上がった。6点リードでもクローザーというのは簡単ではないようで、先頭をストレートの四球で歩かせた。けど、これはお愛嬌。ここからスイッチが入って後続を3人で打ち取り、ゲームセットにした。

 マジでクローザー不在が響いたというゲームを経験することなく、ノリの復帰に間に合いそうな気配になってきたw。



 この日のヒロインは石原だった。前日、途中からマスクをかぶって先発の早川を見事に蘇られせた功績も大きかったが、昨日は昨日で今季初先発の瀧中を6回96球5安打2失点と上手くリードした。

 ただ、このくらいのことなら今の石原にはごくごく普通のこと。昨日は5打数3安打3打点と打つ方でも大活躍で、もう正捕手は石原でイイんじゃね!と思った楽天ファンも相当数いたはずである。

 石原は初球に大きなカーブから入ったり、ストレートに合っていない打者にも途中で大胆に緩いカーブを入れてくる。ビビリの太田にはこの芸当がなかなかできない。
 高めにストレートを見せて、最後は高めから落とす大きなカーブ、6回裏のアギラーへの配球は見事だった。

 相手ベンチには昨年までイーグルスで巧みなリードを見せていた炭谷がいた。初戦前半の太田とその後の石原、そして昨日の石原を見て炭谷は何を感じていただろう。石原のやつ、一皮むけたな...と思っただろうか。



 スコアだけ見たら快勝、このまま気分よく終わってもいいのだが、いくつか気になったところもあったので書いておく。

 ひとつは6回表の辰己。先頭のマスターが2ベースで出塁、0アウト2塁とダメ押し追加点の大チャンスで辰己だったが、バントを3度失敗し結局三振。

 あそこでバントを一発で決めていれば流れは一気に来ていたはずである。

 辰己の持ち味は「勝負強い」ところ。それはもちろん良いことなんだが、これに小技の精度が出てくれば侍Jの常連にもなれるプレーヤーなんだがなあ...とか思っちゃう。 今のところはどうしても「一流半」のイメージなのが残念。

 あとは9回表のカズキの打席。途中からの出場だったが、クローザー不在の今、2点リードではちょっと心配という中の1アウト満塁の場面で回ってきた。

 しかし、カズキは初球のストレートに手を出しサードゴロ。アウトカウントを1つ増やしただけだった。犠牲フライも打てずというところがなあ。もう少し、得点に絡むジタバタがほしい。簡単すぎる。で、このあと辰己のランナー一層のタイムリー3ベースで救われた。

 98年組のベテランカルテットもなんだかんだと存在感を出している中、どうも茂木やカズキといった復活期待のかつてのヒーローが大人しすぎる。


 ということで、今日こそ初のカード勝越しと行きたい。相手はライオンのエース髙橋光成が先発、こっちは前回ピリッとしなかった藤井。

 ま、これだけ格の違いがあれば、藤井も変な色気を出さずにピッチングに集中できる可能性が高い。自分のピッチングに「初のカード勝ち越しがかかっている...」などと無用な使命感で押しつぶされないよう祈るのみ。