わしろぐ

ジジイのプロ野球観戦雑記です。身辺雑記もあるよ。/ in Sendai

向こうが助っ人外国人なら、こっちはベテランカルテットで応戦...。

  • E2−2M

 予告先発されていた荘司が発熱で急遽登板回避。代わりにルーキーの松田が先発登板した。オープン戦から結果を出し続け、今江監督に「嬉しい誤算」と言わせたドラ5のルーキーが、いよいよ先発デビューすることになった。中継ぎでの登板はあったから、開幕後はこれが2度目の登板になるが...。

 荘司が登板できなかったことはもちろん残念だが、こういうアクシデントがあったときに新しい戦力が出てくるチームがやはり強いチームということになる。楽天がこれでシュンとなって大敗するのか、新たな戦力が頼もしい戦い方を見せてくれるのか。注目しながらの観戦となった。

 松田は初めての先発登板に緊張したのだろう。足が地に着かないうちに先頭打者を四球で出すと、盗塁されてヒットで1、3塁にされると3番ソトの犠牲フライでたちまち先制点を許した。
 しかし、その後のフランコと山口は打ち取って最少失点で切り抜けると、2回以降は落ち着いた。4回60球3安打1失点で2番手・吉川へつないだ。その吉川は1軍初登板だったが2イニングを無失点でつないだ。

 荘司離脱による緊急登板は、松田と吉川の2人でどうにかこうにかゲームメイク。今回の2人の登板は、いずれチームにとって生きるときが来る。今回のリカバリーは成功である。

 石原の存在感がどんどん増している気がする。大きな当たりはないが、送りバントは確実に決める。盗塁はできないが、刺すのは得意である。昨日のゲームではセカンド送球で再三のピンチを救っていた。強肩もさることながら、あそこで投じる判断力、思いっきりの良さを買う。
 リードも悪くない。ローテピッチャー全員を一度は石原と組ませてみたい。太田とは違うそのピッチャーの良さが見えてくる気がする。



 攻撃では、相変わらず98年カルテット(島内、岡島、大地、阿部)の活躍が目立っている。向こうがソト、ポランコの助っ人外国人で来るなら、こっちは助っ人ベテランで応戦するだけ。岡島と阿部の勢いがやや落ちてきたところに、今度は大地が存在感を出し始め、これに島内も加わってきそうな勢いであるw。

 浅村はもう少しかかりそうだが、島内はもう大丈夫だろう。強い当たりが昨日のゲームあたりからヒットになっている。あれに角度がつけば、打点を一人で稼ぐ一本になってくるはず。

 心配なのは小深田が何気に低調なこと。しかし、これははずすわけにはいかない。ゲームに出しながらズレを調整させていくことになるだろう。

 もうひとり、茂木もちょっと苦しい。若い頃のチャンスで一発のイメージがぜんぜん見えてこない。こっちの「ズレ」も抱えるとなると、さすがに重量過載になるので、しばらくスタメンは厳しそう。
 ...というか、渡邊佳明との入れ替えもそろそろ検討段階に入ってきた。

 浅村だが、今はチームの足手まといにならないように必死にもがいているように見える。
 昨日のゲームも6打席中1安打。それもピッチャーが捕りそこねたヒット。あとは2つの四球を選んでいるので、なんだかんだと半分は出塁している計算である。浅村も必死なのだ。

 周りが浅村の不調を歯がゆく思っているのは、彼の役割がチャンスメーカーではなくポイントゲッターだからである。それが分かっている浅村自身が一番自分の打席を苦々しく思っているに違いない。
 昨日の最後の打席、ライトフライでアウトになってベンチに戻るとき、何か叫んでいたように見えた。あれを見たら「浅村を引っ込めろ!」の言葉を呑み込んでしまった...。

 昨日の引き分けで負け越しはなくなったが、ここまで来たら、初の勝ち越しを決めたい。佐々木朗希を攻略すべし。