- M10ー1E
「野球は2アウトから...」とはよく言われることだが、3回裏の2アウト1、2塁の場面から4連続タイムリーで一挙5失点は、さすがにやられ過ぎだろう。
ホームラン競争のピッチャーでもあるまいし、ましてやアウトあと1つというところのバッター勝負で投げ込んでくるピッチャーからヒット、ヒット、2ベース、2ベース。あのときのロッテ打線には何かが降りてきた感じがあったw。
口火を切ったポランコ、ソトの助っ人2人はいずれも初球のストレートだった。続いた2ベースもちょうど打ちごろの高さのストレート。前日の内のストレート、150キロ台の強いボールなら打ち取れていたと思うが、瀧中のはせいぜい140キロ台前半、強さもキレもない(...は言い過ぎか)。いわば変化しない変化球といったボールだから緩急で攻められる前の初球だったり、続けたストレートが胸のあたりの高さに来たらこれはもう絶好の餌食なのだった。
変化球ピッチャーの瀧中をストレート中心でリードした石原の狙いはどこにあったのか。2アウトだったからそのうち止まるだろうと楽観していたか。修正する間もなくあれよあれよと5失点、あそこでほぼゲームを決めてしまった。
3回で瀧中を諦めた今江監督は4回から松田を投入。巻き返しの可能性を探ったが、5回表に味方が1点返したその裏に追加点を許したところでプラン変更。
登板間隔の空いたピッチャーの調整登板と茂木、平良、田中といったあたりの出番を作って主戦級は休ませた。
ルーキーの松田はロングリリーフといった起用法になっているが、やや勿体ない印象がある。昨日の瀧中などよりはよほど先発としての戦力になりそうな気がするのだが...。
それから西垣。初勝利、初セーブと短い間にいろいろ濃い経験をしているピッチャーだが、ここにきてやや守りに入っていないか。昨日の1イニング23球2安打2四球3失点という内容は開幕当初の彼のイメージからどんどん遠ざかっている気がする。
復帰シーズンにもかかわらず、あれこれ続きすぎて早くも疲れが出てきた可能性もある。一度登録抹消の荒治療もアリじゃないか、と思ったり。