わしろぐ

ジジイのプロ野球観戦雑記です。身辺雑記もあるよ。/ in Sendai

岸が完封です。



E5−0B

選手たちの野球用具の陸路搬送の遅れで試合開始が18時から19時45分に遅れるという異例のスタートになってしまいましたが、ゲームは先発の岸がまさかの9回108球5安打無失点の完封劇で快勝でした。

岸にできるなら...

ぶっちゃけ、岸にできるなら田中やノリにもできるだろう。今回の岸の完封劇は、イーグルスにとってはそういう位置づけで捉えたいw。なんといっても最年長、39歳の岸孝之が「僕にもできましたあ....」と示してくれたわけですから。しかも、田中とノリも8回まではクリア済みです。ま、田中は別の問題を抱えてはいますが。

岸の前回登板はいきなり初回から満塁ホームランを献上しちゃう最悪のスタートでしたが、2回以降は建て直し、それなりのゲームメイクをしてみせました。石井監督得意のやや引っ張りすぎが裏目に出た格好にはなりましたが、岸自体に不安を感じる内容ではなかった点で今の田中とは一線を引いています。

田中のヒントになってほしい

岸のピッチングは田中と比較すると一層そのシンプルさがわかります。ストレートをメインに大小の変化球を織り交ぜ緩急を効かして討ち取っていくスタイル。

田中の場合はストレートも変化球の一つに過ぎない、多彩な変化球を操り討ち取っていく。あれがメジャー流というのかどうかはわかりませんが、いいときと悪いときの結果が極端に振れるスタイルになっています。

昨日の岸のピッチングスタイルが何かのヒントにならないだろうか、そんなことを考えてしまいます。

永井コーチ、なんかできませんか。

マスター阿部がいよいよお目覚め

攻撃ではマスター阿部がいよいよ本物らしくなってきたようです。先制ホームランを含む4−4でした。浅村に次ぐ右の大砲というイメージでもありませんが、フランコと足して2で割ればちょうどよい塩梅の右の主砲のひとつになりつつあります。

島内も1ヶ月ぶりに一軍に復帰しました。代打を皮切りに戦列にじょじょに戻っていくことになります。浅村の後ろは、フランコ、岡島、大地、そしてマスターと渋い駒がいい味を出してきているところが強みですね。これに島内という秘伝の味がどのタイミングで加わるか。もうすぐです。

コブゴーコンビ

小深田が塁に出て、小郷が一発で還す。前回にも似たイメージの攻撃がありましたが、この2人の攻撃スタイルとして定着してきたら何かすごくインパクトがあってチームに勢いがつく感じです。

昨日も6回裏の攻撃でした。小深田から始まるイニングで、やはり同じスタイルの得点のあと、マスターのタイムリー、大地の2ランと一挙4得点をあげる展開となりました。村林がチャンスメイクをしたときは、小深田がまた別の顔見せます。今の上位打線は、それぞれが持ち味を出しつつ、いろいろな得点パターンを演出できているところが魅力であり、強みですね。

さて、荘司くん

今日の先発は、前回台風で中止となったゲームから辛島と入れ替えの荘司くん。辛島との入れ替えは予想どおり。石井監督の評価如何によっては田中のところへスライドする選択肢もあったと思いますが、さすがにあの時点で田中より荘司という判断はなかった。
田中の直前の登板を見てしまった今、もし仮に同じ選択肢が目の前にあったら、かなり迷うよね。さすがの石井監督も寝込むかもしれません。

その荘司くん。勝ち運の無さは半端ありませんが、ボール自体のパフォーマンスはかなりいいので、うまく投げてくれれば、十分勝ちゲームに持っていける力はあります。怖いのは自滅パターンだけですね。
田中が投げてみないと分からない状態のピッチャーになっていますので、ここは荘司にもう少しレベルアップ(安定感)を期待したいところです。今夜はそういう大人の目で注目です。