楽天の来シーズンのコーチングスタッフが発表された。以下に引用しておく。
【1軍】
- 監督 今江敏晃
- ヘッドコーチ 渡辺直人
- 打撃コーチ 後藤武敏
- 打撃コーチ 川島慶三
- 投手コーチ 永井怜
- 投手コーチ 青山浩二
- バッテリーコーチ 的場直樹
- 内野守備走塁コーチ 塩川達也
- 外野守備走塁コーチ 岡田幸文
【2軍】
いったい野球のコーチの適性とはなんだろう。残念ながらパッとは思い浮かばない。思い浮かばないから、上のコーチングスタッフにどこまで期待していいのか分からない。よく分からないけど、とにかく若いのは事実である。
で、その点については期待よりも不安の方が正直大きい。選手とさほど年齢の違わないコーチで、果たして現役の選手たちに適切な指導ができるのか....みたいなことである。寄り添う指導などというのが流行っているようだが、そういう切り口だと案外いいのかな。
アドバイスを受ける側からしてみたら、現役時代にさほど実績のなかった人からのアドバイスをどこまで信頼できるか、という問題がある。一般の会社組織の感覚からしたら、不安にならない方が不思議なのだ。たとえば、会社の営業マンが営業成績のパッとしなかった人からのアドバイスを素直に受けとることができるだろうか。正直、疑問である。
ただ、プロ野球の世界には、昔から「名選手、名監督にあらず」などといった言葉がある。これがコーチにも当てはまるかは分からない。ただ、今のわたしにはある種の希望の光を感じる言葉になっているw。
戦力外になったばかりの横尾が2軍ではあるがバッティングコーチになった。コーチとしてどんなに立派なことを言ったところで、「なら、自分はそれをやってうまく行ったのか?」などと思ってしまう選手はいないのだろうか。身も蓋もない思考なのは分かるが、どうしてもそこを考えてしまう。
しかし、こう考えればどうだ。自分ではできなかったことだが、お前の才能なら(特性を生かせば)できるんじゃないか。俺はやろうとしてもできなかったが、お前ならできそうだ。俺もこれができたら一流になれた。その「これ」を俺はお前たちに教えるのだ...みたいな。ちょっと無理があるか...。いや、わたしならそう言ってアドバイスするかなと思っただけ。