わしろぐ

ちなわし爺さんのリタイア身辺雑記 / in 秋田

あんことコーヒー、そしてやっぱりトースト。

 この頃、BSの番組をよく観る。山登りや海外や温泉などの街巡り、鉄道の旅もあれば鉄道写真の番組もある。わたし的にはみな同じジャンルである。動物系もそう、特に犬や猫の番組はついつい観ちゃう。
 いや、観るというよりは、放送を流している感じだろうか。集中して観ているわけではなくて、例えばブログを書きながら観ていたり、ただぼーっとしながら観ていたり、そして「あぁ、生で観てみたい風景だなあ」とか「今度飼うなら犬よりも猫だな...」とか「散歩を一緒にしてくれるからやっぱり犬だな...」とか考えている。

 で、ときどき変なツボに当たることがある。オッ、それそれ...みたいな感覚だ。

 いつだったか、登山番組で俳優の松尾諭さんが登山をする人で出ていた回があって、BSでは何度か再放送されるから、たぶん、前にも一度観た記憶があったのだが、例によってそのまま観ていたら、休憩するときにガイド役の登山家の人に松尾さんが自分が持ってきた手作りの「あんこ玉」をごちそうするシーンが出てきた。あぁ、これこれ、このシーンだ。

 あんこ好きの松尾さんは、あんこ玉を食べながら水筒に入れてきたアイスコーヒーを一緒に飲んで「さいこうー」という顔をする。そして、登山ガイドの方へ言うのである。「コーヒーを美味しく飲むためにあんこ玉を作るんです。」みたいなこと。前にこの番組を観たときもそうだったが、今回もこのやりとりのシーンがわたしの琴線にもろ触れてきた。松尾さんの意見にまったく同感だったし、あんことコーヒーがものすごく恋しくなった。

 わたしもコーヒーとあんこの相性が抜群に良いと思っている人間の一人だ。コーヒーというと普通は洋菓子と合わせるイメージがあるが、わたしはどちらかというと和菓子と合わせる方が好きで、和菓子にお茶ではなく、和菓子のときもコーヒーなのだ。特にあんこ。
 単にコーヒー好きなだけじゃないか、と思うかもしれない。ま、それもある。しかし、松尾さんのコメントが実感としてよく分かったし、無性にコーヒーにあんこを合わせたくなった。

 番組と同じあんこ玉とコーヒーの再現でも良かったが、あんことコーヒーと聞いてすぐ頭に浮かんだのは「小倉トースト」である。トーストに小倉あんを合わせていだだく名古屋めしのひとつだ。わたしはアマゾンで塗る用のあんこを注文し、近くのパン屋から食パンを買ってきた。やっぱり合う。小倉トーストならぬあんこトースト。旨いのはわかっていたが、わかっていてもうまいものはうまい。あんことコーヒーの組み合わせをとりもつのにトーストは最強だ。

 あと、今回アマゾンで注文した塗る用のあんこ、「とらや」につられて少々お高いのを注文してしまったが、使った感じはかなりいいね。ほかのも試してみるけどいきなり最高のものを使ってしまった感じがあるなw。