キャスティングを誤ったな....

H６−０E

捕らぬ狸の皮算用

　オリックスから援護射撃の３連勝をもらったところまでは良かったが、肝心のソフトバンクに負けては元も子もない。捕らぬ狸の皮算用の星取りからすれば、オリックスで１敗くらいはするだろうと見込んでいた分をソフトバンクの初戦で食らったと思えばいいという見方もあるだろう。オリックスのカードを２勝１敗で終え、ホークスとの初戦で勝ったと仮定すれば、４試合残して３勝２敗という結果は変わらない。ただ、オリからの１勝とソフトバンクからの１勝ではぜんぜん違うのだ。

首の皮１枚の中身

　CSへ２位で進出するための目安を５割に設定し、残り９ゲームの段階での星取りの目安を「５勝４敗」として観戦してきたわけだが、昨日の敗戦で３勝２敗になった。残り４試合を目安どおりに運ぶとすれば、２勝２敗でいけることになる。
　しかし、勝率５割は、ソフトバンクとの直接対決を勝ってこその目安。ソフトバンクは残り３ゲームのうち１勝すれば楽天の目安（勝率５割）を超える。つまり今日のゲームで楽天が負ければ、楽天に勝ち目はほぼない。

台無し田中と持っていない石井

　それだけ大事な直接対決であり、そのカード初戦であった。だからこその先発・田中将大だったと思うのだが、初回にいきなり２失点というゲームの入りでは話にならない。石井監督のキャスティング（賭け）はハズレと出てしまったことになる
。田中将大が限界なのか、石井監督が「持っていない」のか。CS進出のかかった大事な時期になって、田中が「台無し」を演出するのはこれでたしか３度目だ...。小郷に代打・伊藤もハズレ、鈴木ソラから安楽へのスイッチも結果ハズレ。石井監督の采配も空振りが多くなっている。

１勝もさせない

　ソフトバンクの残りゲームは「楽天２、オリックス１」の３ゲーム。もはや１勝もさせないつもりでいきたい。オリックスもそのつもりで頼む。
　で、今日の楽天・先発は中５日で則本。前回登板では勝運がなかったが、ここはエースの意地で、「２位でCS」に望みをつなぎたい。できれば、石井監督にはあまり動いてほしくない。だれか後ろからおさえていてもらいたい。