- E2−1H
- キャッチャーとの相性
- 「神の子」のなごり
- 田中の日米通算200勝への道は、チームのCSへの道に直結しています。
- ベテランがチャンスメイクするも若手が生かせず
- 初戦は若手で、第2戦はベテランで...
- さぁ、第3戦
E2−1H
キャッチャーとの相性
まずは田中将大が7回を1失点で投げきったことを素直に喜びたいですね。何が変わったかとシンプルに考えてみると、今回は安田がマスクをかぶった、ということでしょうか。
このごろ何かと「相性」というキーワードを口にしている気がしますが、この2人はけっこう相性がいいんじゃないかという気がします。
岸には炭谷、則本には太田、そして田中には安田....、イーグルスが誇る豪華3本柱の正妻は別々にいたほうが良いということでしょう。
田中がジンクスを気にする人なのかはわかりませんが、安田と組むと勝てる、悪いイメージをリセットするひとつのキッカケになってくれればいいかなと思いますね。
「神の子」のなごり
キャッチャーとの組み合わせの違いがシンプルで分かりやすいのですが、実際のピッチングを見ても、いつもより投げミスが格段に少なかった印象です。甘く抜けるボールも少なかったし、要所では低めに厳しく制球されていたように見えました。
あとは「運」も味方していたような印象があります。田中のヒロインでのコメントの中に「味方の好守に救われた」というくだりがあったかと思いますが、加えて打球の飛んだところが良かったというシーンもいくつかありました。
あそこらへんはさすがにかつて「神の子」と呼ばれた田中ならではという気がします。まだ「持っている」雰囲気はありますね。こうなると、問題はやはり次の登板でしょう。昨日がたまたまでなかったところを見せなければなりません。またオセロの始まりでは元の木阿弥というやつですね。次もぜへ安田とのバッテリーでお願いします。
田中の日米通算200勝への道は、チームのCSへの道に直結しています。
田中の前回登板では、田中の日米通算200勝がCS進出の最大の足かせになる予感、...みたいなことを書きました。
200勝取らせるために我慢して田中を使う…というパターンを心配したわけですが、昨日のような田中であれば、十分に戦力として成立します。田中の200勝問題をCS進出の障害とみるのは次の登板までいったん保留しておきますw。
もし昨日の登板でも炎上するようなことがあれば、田中の200勝とCS進出と「共倒れになるつもりかぁ!」と一発かましてやろうかと思っていたのですが....。
ベテランがチャンスメイクするも若手が生かせず
攻撃では先制した2回裏にもう一押し欲しかった。そこだけです。
先頭の浅村、島内と出塁してマスターのタイムリーで先制。次の岡島も四球で出離して0アウト満塁の大チャンス。ここで追加点を取っていればだいぶ楽な展開になったはずですが、伊藤ユキヤ、安田、辰己と最低の1点も取れずに凡退、ベテラン組の先制点だけに終わってしまいました。
相手の坂東がこのあとから息を吹き返したかのようなナイスピッチングを見せていたので、やはりあそこのチャンスで畳み掛ける攻撃ができるようになればなあ....。チームバッティングっていうか、最低限の仕事だよね、ユキヤあたりに求めたい。
初戦は若手で、第2戦はベテランで...
あと安田ね。昨日のゲームでは6回と8回にも、〈2アウト満塁〉のチャンスで打席がまわっています。いずれも結果を残すことが出来ませんでした。
田中のピッチングに自分の運を全部託してしまったわけではないと思うのですが…。気持ちの問題というよりバッティング技術の問題のような気がします。長打も打てるが巧打もできる、安田の理想型です。
先制点はマスターのタイムリーでしたし、勝ち越しの追加点は岡島の技ありのタイムリーでした。ま、カード初戦が辰己の勝ち越しタイムリーでの勝利でしたから、第2戦がベテランの渋いタイムリーで勝利できたというのは、バランス的には良かったのかもしれません.。..ということにしておきます。