わしろぐ

ジジイのプロ野球観戦雑記です。身辺雑記もあるよ。/ in Sendai

オープン戦の初戦が今江監督の初勝利になった。

お待たせしました。

明るい兆し

 練習試合で7戦未勝利の楽天が、オープン戦の初戦で初勝利を飾った。ま、いつかは勝つだろうと思っていたが、それがオープン戦の初戦のタイミングというあたりに今江監督の「持っているもの」を予感させるのだなw。
 昨日のゲームには今江監督の初勝利というだけでなく、いくつかの明るい兆しが見えた。今シーズン一番の不安の種は投手力。そこに関する兆しである。とりあえず4つあげてみた。

  1. 昨年、右肘手術を受けたマー君がもしかしたら開幕に間に合うかもしれないということ。
  2. 助っ人外国人ピッチャーのターリーが先日のポンセ同様に当たりくじくさいこと。
  3. ルーキーの松田が即戦力として使えそうなこと。
  4. 西垣が元気に戻ってきたと確信できたこと。

以下、上のそれぞれの兆しについて思ったこと。


今江監督の初勝利

 その前に今江監督の初勝利について。ま、昨日のゲームは手術明けとなる田中将大を先発に送ったことからして、今江監督が自身の勝負感、今シーズンの「勝ち運」を試しに行った一戦だったのかなと思った。田中にはとにかく無事に投げ終えてほしいというのが最初にあって、無失点で投げ切ってくれるかどうかは二の次だったに違いないが、今江監督はそこに今シーズンの自分の、そしてチームの行方を賭けたくさい...w。田中ならやってくれる。そしてこれがハズレと出たら、今シーズンはかなり厳しい戦いを強いられると覚悟しよう...みたいな。

手術明けのマー君

 で、田中は無事に、しかも無失点で投げきった*1。今江監督の期待(賭け)に見事に応えて見せたのだ。
 手術明けとなる田中の初登板はまだまだ先かと思っていた。それがよりによってオープン戦の初戦にぶつけてくるとは...。田中が志願したのかどうかは分からない。ただ今江監督やコーチの側から打診したとも思えないから、おそらく田中からなんだろう。田中のこのタイミングでの登板志願は、田中の今シーズンにかける意気込み、決意、気合(もっと相応しい言い方があるかもしれないが浮かばない。)以外の何モノでもない。早めの実戦登板を経て、これから踏んでいくべきステップのチェックをしたかったのかもしれない。田中は、ジャイアンツからドラゴンズへ移籍した中田翔を打席に迎えたとき、「不敵に笑った」とwebニュースにあった。中田翔といえば田中の天敵である。田中は「自分の復調を試すのに絶好の相手...」と思ったかw。そして見事討ち取った。あぁ、しびれるぅ〜w。 

助っ人ターリー

 2回からは荘司が3イニングを無失点に抑えた。が、これ自体は特別なことでもなんでもない。荘司ならこれくらいやってくれるだろうと思っていたw。前日の早川もそうだったが、フルカウントにしてからゾーンで勝負できているのはこの2人の一番の成長だろう。
 ということで、飛ばして2つめの助っ人・ターリーについて。打者4人を13球で仕留めたあたりは日本での実績からくる余裕のようなものを感じさせた。先頭をヒットで出塁させたが、ランナーを背負っても乱れることがない。たんたんと料理した。先日投げたポンセも順調そうだし、ピッチャーの2人の助っ人はどうやら当たりのようだ。

ルーキー松田

 そして松田。ルーキーだが、即戦力の期待に応えてくれそうな安定感を見せつけた。昨年の渡辺翔太のような存在になる予感。前日の宮森あたりがルーキー時代の調子に戻してくれば西口の代わりになれるし、安楽の穴は西垣でいけそう。そうすれば先発に回った内の穴は松田で埋められるのだ。というか、永井コーチのコメントなんか聞くと、内と先発を争う構想なんかもありそうな気配...。

西垣の復活

 最後に西垣。練習試合でも何度か登板していたが、昨日はクローザーを担った。今江監督の初勝利のかかったプレッシャーのかかる場面だったが、ぜんぜん余裕で抑えてくれっちゃったね。ルーキーイヤーからマウンド度胸のいいピッチャーのイメージがあった。昨年は怪我に泣いた。このまま今の彼がリリーフ陣に戻ってくればかなり心強い。

*1:太田がセカンド送球で先頭ランナーの三好を刺したのが大きかったけどな。