わしろぐ

ジジイのプロ野球観戦雑記です。身辺雑記もあるよ。/ in Sendai

相手がポロッと落とした勝ちゲームを拾ってはなさず...。



E3✗−2H

相手が勝利を落とした瞬間...

2点ビハインドで迎えた7回裏の攻撃。

先頭の浅村がヒットで出塁すると、島内が四球で続き、マスターが送りバントを決めて得点圏に2人置きます。ここで岡島が犠牲フライで1点差にすると、バッターは勝負強い大地。

ここでホークスは先発の石川をあきらめ藤井にスイッチ。勝負所になりました。で、大地はピッチャー頭上の大きな内野フライに討ち取られましたが、これをサードの周東がまさかの落球、セカンドランナーが還り同点、打った大地はセカンドへ。

まさにホークスが勝ちゲームをポロッと落とした瞬間(プレー)でした。

このあと、一打勝ち越しの場面で安田に打席が回るわけですが、セカンドゴロでチェンジ。2アウト2塁ランナーは打てば走る状況、長打でなくても内野を抜くヒットでOKの場面でしたが、この人にはまだ状況に合わせた軽打というのは無理そう。惜しい。

行けるかも...という雰囲気

しかし、この7回裏の同点で間違いなくチームに「今日は行けるかも...」という雰囲気が出来た感じがしました。あとは先発・岸の8回108球2失点の力投がチームに勇気を与えました。特に8回表を三者凡退に抑えてマウンドを降りたのはさすがでした。

岸の8回のピッチングは味方の攻撃にリズムを作りましたが、ホークスも激しく抵抗、藤井から松本にスイッチして、8回裏のイーグルスの攻撃を三者凡退で切り抜けます。

9回は互いに最強クローザーを投入したため、ゲームは動かず延長へ。

好守にも守られ渡辺翔太6勝め

延長10回表のマウンドは渡辺翔太でしたね。酒居かなとも思いましたが、石井監督の今の信頼度は松井裕樹の次が渡辺翔のようです。昨シーズンの宮森のよう。ま、それは置いておいて、さすがに期待どおり三者凡退で裏の攻撃に繋げました。ここでは、内野の好守備も光りましたね。ファースト大地とサード阿部の軽快なファインプレー、このポジションの組み合わせが一番しっくりきます。というか、ファースト阿部はちょっと不安w。

辰己の力勝ち

で、10回裏の攻撃、先頭の岡島がヒットでチャンスメイク(代走に山崎)すると、次の大地が送りバントをしっかり決めてサヨナラのお膳立て完了。安田の四球のあとの辰己でしたが、あのサヨナラは安田への長打警戒が招いた展開だったか…。7回裏の凡退と合わせて安田なのでした。

結果、辰己との勝負となって、辰己の勝負強さが爆発…という感じ。細かい堅実なプレーを期待するとガッカリさせられることも多い辰己ですが、チャンスでの勝負強さは、やはり頭一つ抜けている印象です。150キロ後半のストレートをレフトに打ち返したバッティングは見事でした。力負けしなかった。

問題は田中将大です…

5ゲーム差で迎えた3位ソフトバンクとのカード。実況アナウンサーが「良くて3連勝、悪くても3連勝」みたいなファンのメッセージを紹介していましたが、ようするに「最低でも3連勝」という状況で迎えたカードです。まずは頭を取りました。

で、今日が問題の「勝てないマー君」の日。これはもう、1つのゲームだけの問題ではありませんね。今シーズンを占う大博打と言っていい。「田中で連勝」は「田中の復活」の可能性にもつながる。すなわち「ミラクルあるかも...」という一種の賭けです。

さぁ、今日はブルペンデー覚悟で臨むゲームでもあります。田中の見極めは通常よりも早くなるはずです。前回までの登板からどんな修正をしてきているか。田中将大の今の本当の実力が明らかになります。