わしろぐ

ちなわし爺さんのリタイア身辺雑記 / in 秋田

「いいから。本当にいいから...」(辛島航)

昨日はゲームがなかったので、ゲームとは少し離れて、思ったことを書いておきます。8日のゲームで勝ち投手になった辛島についてです。

辛島の本拠地での勝利は4年ぶりだったらしいですね。地方球場に強いイメージはありましたが、ホームとの相性がそこまで悪いとは思いませんでした。ホームでこれほど勝ちから見放されていれば、ファンとしては嫌味の一つも言いたくなる投手になっているはずですが、好き嫌いのハッキリしているこの私でさえ、辛島にはほとんど悪い印象がありません。逆に私の「推し」の選手の一人だったりしますw。

彼を一人前のピッチャーとして認識したのは、たしかブラウンがイーグルスの監督のときで、辛島が中継ぎで活躍していた頃です。けっこう緊迫した場面で投げていた記憶がありますが、若いのに、どんな状況でも表情ひとつ変えずに飄々と投げていた印象があります。こいつは心臓に毛が生えているんじゃないか、真面目にそう思ったくらいです。



あのころのイメージは今も変わりません。そんな辛島にも、もちろん乱調なときはあります。しかし、そのときは「ま、辛島も生身の人間、こういうときもあるか...」と不思議と納得できるのです。相手打者から逃げるやつじゃない、気持ちの部分で負けるやつじゃない、きっと体調が万全じゃないのだろう、辛島のときは私の中の気持ちの整理がつくのですw。ようするに腹が立たない、頭にこない。
あとマー君にも同じような感覚があります。ま、勝手な思い込みなんですけどね。数々の修羅場をくぐり抜けるところをこれまで何度となく見てきたから持てる感覚だと思います。

8日のゲームで4年ぶりにホームでの勝利投手となった辛島でしたが、お立ち台は辞退したらしいですね。なんとも辛島らしいエピソードだと思いました。

このブログ記事のタイトルは、辞退したときの辛島のコメントをwebニュースから引用しました。その後、「疲れたので。早めに帰らせてもらいます。」と言って球場を後にしそうで、ますます辛島のことが好きになりましたw。