5連勝
E5−1H
今シーズン初の5連勝、同一カード3連勝も初だったと思います。先発の藤井も2勝目で、ホームでは初勝利と初物づくしの勝ちゲームになりました。首位ホークスからの3タテということで、今のイーグルスの好調さを物語っていますね。今のこの戦いぶりはなんでしょう...。上位チームとのゲーム差が開きすぎて、逆に開き直れて力が発揮できているということでしょうか。
石井監督もタフだね
交流戦終盤の盛り上がりも結局は尻窄みに終わり、石井監督へのバッシングも最高潮に。休養宣言も近いのではないかというくらいのチームの落ち込みようでしたが、いつのまにか若い新しい戦力が出てきて、じわりじわりと巻き返し、5位になったかと思ったら、昨日で4位まで浮上です。石井監督の図太さ、打たれ強さみたいなものを感じずにはいられませんね。もう感服するしかありません。
ミラクル
4位浮上はいいですが、日ハムを破ったのが3位ロッテなので、3位とのゲーム差はそのまま。まだCS進出がどうのこうのと言える立場にはありません。で、オールスター前のゲームはいよいよ残り6つ。日ハムと3ゲーム、ロッテと3ゲーム。
4位の位置をキープしつつ、あわよくば3位との差を縮める、そんな6ゲームになりそうです。ここからさらに6連勝はミラクルもいいところですが、そのミラクルを現実のものにしないことには、それこそCSの可能性は〈ミラクルでも無理〉というのが現状でしょう。
藤井のピッチング
さて、先発の藤井。5回73球5安打1四球1失点という内容でした。前回登板では「気持ちで負けないように」といいつつ5四球も出していたので、今回はどんなピッチングを見せてくれるだろうと、スカウトにでもなったような気分で注目していたわけですが、意外と落ち着いたマウンドだったなあという感想です。
ゆっくりしたフォームからアウトコース中心に丁寧に投げていました。ストライクゾーンで勝負できていたのは前回登板の反省が強くあったからでしょうか。
注目1
3回に柳田にタイムリーを打たれ先制されたシーンも、ストライクゾーンで勝負した結果であり、得点圏の柳田を相手に単打であれば、決して「負け」ではありません。良かったと思います。いや、悪くなかったと思いますw。
注目2
次の注目点は、先制された3回表、その裏に浅村の3ランですぐ逆転した次のイニングのピッチングでした。牧原のセフティバントの処理で転倒してしまったときは、慌てたかな、若いね...、とか心配しながら見ていましたが、実はそこまで慌てていなくて、2アウトランナー3塁で9番甲斐のところ、中村がネクストに控えている中で、ストライク先行のピッチング、そして最後はアウトコースぎりぎりに投げきった投球は見事でした。ま、審判がぎりぎり取ってくれたという面はあったかも。
甘い顔がやや気弱そうに見えないこともないけど、案外、開き直れるタイプなのかもしれない。いい意味で見損なっていたかなと思ったイニングでしたw。
石井采配
そんな藤井を5回73球1失点で降板させました。すいすい投げていた印象でしたからあと1イニングは行くかと思いましたが、スパッと代えました。
先発には長いイニングをしっかり投げてほしいと注文を出している割に、換え時がちょっと早いのが石井監督の投手起用です。球数よりも実績重視の投手起用というのが石井流です。
そういう意味では、藤井くんもあと数試合、昨日と同様のピッチングをして初めて6イニングを任せてもらえるということでしょうか。ホーム初勝利を叶えてやりたい、石井監督の親心という面はあったかもしれません。