わしろぐ

ちな鷲ジジイの身辺雑記など / in 秋田

「日本は勝った。しかし、今夜の試合は野球界そのものの勝利だ。」(メキシコ監督)

昨日は朝から野球だった。

それは8時のWBC準決勝・メキシコ戦から始まった。
以前から言っているとおり、私は、侍JがWBCで優勝しようが、しまいが、そこへの思い入れはほとんどないが、選手ひとりひとりのプレーには興味があってついつい観てしまっている。
この日は佐々木朗希が先発。いずれは海を渡るであろう令和の怪物が、果たして世界の舞台でも怪物と認められるか、アメリカの野球ファンは果たして佐々木朗希のピッチングにどんな感想を持つのか、そういうところの興味である。

相手のメキシコは一次ラウンドでアメリカを破ったゲームがあった。世界の舞台でのレベル感を測るには申し分のない相手である。個々の選手はもちろん、史上最強と言われる今回の侍Jのチームはどのくらい戦えるだろう。そういう意味でも、このゲームを「観ない」という選択肢はなかった。


で、結局はそのメキシコに勝っちゃった...。

いよいよ決勝だね、日米決戦...。

メキシコ戦の先発・佐々木朗希が3ランを打たれて3点先制されたときは、やっぱりメキシコ強えぇ...、アメリカに勝っただけあるわぁ...とか思って観ていた。ところが、相手の先発が代わり、吉田正尚の3ランで同点に追いついてから、戦況は一変、やっぱり史上最強だけあるわぁ…と手のひら返しだw。

8回に2点勝ち越されたけれど、メキシコは逃げ切れなかったね。リリーバーとクローザーの差が出た終盤の展開だった。

それにしても、佐々木朗希といい、山本由伸といい、世界大会の決勝ラウンドにもかかわらず堂々としていたし、メジャーリーガーたちにもしっかり通用してたな...。バッターでは吉田正尚があっちでもやってくれそうな感触あったし。日本プロ野球、やるじゃないか、という気分にさせてくれた準決勝だった。

プロ野球だけじゃない、「野球」というスポーツ自体も見直した。東京ドームとローンデポ・パークのスタジアムの観客の様子を観て(ま、侍Jのゲームに限定してのことになるが...)、〈野球もけっこう、いや、かなり盛り上がっているじゃないか...〉と見直したのである。
メキシコ監督が「メキシコ野球界にとっては勝利だったと思います。」とコメントしていたように、野球の面白さを世界に発信するという「役目」があるとしたら、WBC(という大会)は、けっこういい仕事しているのかもしれない。
そういえば、中継の画面左上に「野球のルール豆知識」みたいなテロップが出るんだが、「ブルペン」とか「代走」とかはまだ微笑ましいが、「捕手」の説明が出たときには、これはかなり本気で野球ファンを増やそうとしているな...と思ったものだ(おいおい、そこからか...とも思ったけどw)。

さぁ、今日は決勝戦。先発は今永だ。彼もメジャーが狙う日本選手のひとり、決勝戦の先発を任せられるピッチャーである。後には伊藤大海や高橋奎二も控える。松井裕樹の出番はあるか。監督が栗山だから「ない」とは言い切れないな...w。

こりゃ午前中は仕事にならないかもw。