WBCは日本の優勝で幕を閉じた。相手はアメリカ、スコアは3−2、侍Jは史上最強と言われるメンバーを揃えて3大会ぶりの王者奪還....と、まるで模範解答のような結末だった。
多くの野球ファンがこの結果に酔いしれているとは思うが、その多くの野球ファンを敵に回す覚悟で正直な感想を書くと、アメリカにはもっと格の違いを見せてほしかったというのはある。
的はずれな例えになっているかもしれないが、ちょうどヒーローもののドラマなんかで、規格外の強いイメージで描かれていた敵役の親分も、最終回では主人公に負けてしまうのだが、そのときに「エッ、親分って、こんなもんだったの....」という違和感を感じることがあった。それと少し似ているかもw。
メジャーの選手のことはほとんど知らないので、今回のアメリカ代表がどれくらい凄いメンバーなのか、それともそれほどでもないのか、残念ながらよくわからない。
仮に3−2でアメリカに負けていたら、やっぱアメリカ凄いわ...、史上最強の侍でも勝てないか....、野球はやっぱ奥が深いねえ...、侍Jはよくやったよ...となるところだw。
優勝は喜ばしいことだが、〈WBCの優勝=野球の世界一〉と簡単に言っていいのかはちょっと考えている。さっきのセリフではないが、「エッ、....こんなものだったの」という感覚がなくもない。
ただし、決して今回の優勝に水を差す気はないのであしからず...。