わしろぐ

ジジイのプロ野球観戦雑記です。身辺雑記もあるよ。/ in Sendai

これが田中将大なんだ...

昨日の朝、窓のカーテンを開けたら、外は真っ白だった。
今シーズン初の雪景色である。道路も真っ白。
冬用ブーツも本領発揮で、スタスタと軽快に歩いた。

通勤途中でパチリ

寒いのはつらいが、真っ白な雪道をシャリッシャリッと歩くときの感触は嫌いじゃない。
吹雪くときの移動はつらいが、しんしんと降る分には、雨よりずっと楽である。
傘をささずにフードをかぶるだけ。目的地に着いたら、あとはパッパと雪を払えばいい。

...などと安易に書くと、除雪作業や交通への影響で大変なめに合った人たちのヒンシュクを買ってしまうかもしれない。
それは承知しているが、雪国の生活がたいへんだからこそ、いいところも見つけたい。
そんなところから身体に染み付いた感想なのであしからずw。

田中将大が仙台での自主トレを公開した。

その取材の中で、侍Jのメンバー30人に入っていない
栗山監督から伝えられていたことを明かしたようだ。

「もちろんWBCは見るし、応援もする。」
と笑顔で取材に応じていたようだが、
こういうところが田中の凄さだなあと改めて思った。

一部で「いち早く参戦を表明したが、落選の憂き目にあう」といった報道を見かけた。
週刊誌の見出しに「赤っ恥をかく」などと書かれたものもあったが、
そんな低い次元で田中将大を語ってほしくないんだよなあw。

彼は純粋に野球が好きで、
野球を愛しているだけなのだ。

世界の舞台で強打者を相手に投げたい、
日の丸を背負って戦いたい、
日本の力になりたい、

自分の気持ちに正直であり、
シンプルにそう思ったから、
率直に名乗りをあげただけなのだ。

それ以上でもないし、それ以下でもない、

田中将大はそういうヤツだ。

真っ先に手を上げて、
もし、選ばれなかったらカッコ悪いな...
...などといったことは、
まったく考えなかったかどうかは分からないけど、
少なくとも田中にとってはたいした問題ではなかったろう。

選考の経過を見て適当なタイミングで辞退すれば、
もしかしたら体面は保てたかもしれない。
レギュラーシーズンに専念したい、そういう選手は多かったし、
自身のここ2年間の成績を考えれば、だれもが納得したはずである。

ただ、田中はそれをしなかった。
逆に「どんなポジションでも投げるつもり」と(栗山監督へ)アピールし続けた。
最高クラスの実績と最高クラスの年俸を誇る選手なのに...である。

自分のやりたいこと、目指すところに向かい、
できることは何でもやる、これが田中スタイルだ。

で、結果は落選。

しかし、田中はたんたんと切り替えて次のやるべきことをスタートさせた。

これこそが田中の強さである。

自身初のファンミーティングを開催したことがニュースになっていた。
そこでの田中のコメント。
「今年は求められているハードルを越えていきたい。やってやりますよ!」

これが田中将大である。
どこまでも応援したい。