何かとキナ臭い国内情勢が報道されている台湾だが、私にとって、いつかは行ってみたい外国であるのは変わらない。屋台でおいしい台湾料理を食べてみたい...。親日色が強いお国柄とも聞くし、比較的ハードルの低い海外、そんなイメージがある。
そんな時、台湾旅行を何度も経験済みという方が書いたブログで仙台市内の台湾料理のお店が紹介されていた。
住所は国分町だが、いわゆる繁華街というわけではない。そこをピンポイントで目指さないと、なかなか足を踏み入れないだろうな...、そんなエリア。というか、いわゆる住宅エリア。すぐそばに銭湯があったりする場所である。
へぇ、こんなところに台湾料理のお店があったんだなあ、と興味が湧いてきて、仕事場からも歩いていけるくらいの場所だったから仕事が終わってからカミさんと「あゆみ書店」で待ち合わせして行ってみたのだった。
三越仙台店側から一番町のアーケード街を通って広瀬通を渡り、晩翠通り側へ向かって歩く。広瀬通と晩翠通りの交差点角の裏側の路地に入り、お店の看板は見つけた。......が、軒先で青果物を広げて売っていたので最初はそこだと分からなかった。奥にはテーブルがいくつかあるようだったが、食事中の客もいないし、テーブル席の横に惣菜なんかが並べて売られていて、買い物をしている風の客が数人いたくらい。飲食店というイメージとは少し違っていた。
しかし、場所はそこだったw。
露天商の脇のスペースに設置されたイートインのイメージがないではないけど、異国情緒と言われればそんな気がしないでもないw。とりあず、客であることをお店の人に告げ、入り口から遠めのテーブルに座った。
台湾ビールとつまみを数品注文。
開放感のある空間で台湾ビールを呑みながら台湾料理を食べている。最初のうちは、客が私とカミさんだけ...。
ふらりと寄って青果物とか惣菜を買っている風の客は途切れない。いつもこんな感じなのだろう。
そうこうしている間に若いアベックが入ってきて近くのテーブルに座った。
「へぇ、初めてきたヮ...」(と彼女)
「なんかいい感じだろう...、何頼む?」(と連れの男)
...みたいな会話が頭に浮かぶw。
意外と現地もこんな雰囲気だったりして…、そんな妄想が湧いてくるw(最近、妄想ばかり...)。料理は普通に旨い。黒酢をかけるとみな台湾料理になる感じw。大袈裟じゃなくて、かしこまってなくて、気軽に、おいしい料理を食べる感覚が楽でいい。
夏の暑い時期に来ていれば、もっと雰囲気があっただろうな...、そんなことを考えながら冷えたビールを呑んだw。
カミさんがさいごに注文した〆の「ご飯もの」が旨そうだったので追加で注文した。これは小さいサイズ。でも当たり!。