土曜日、体調が変だと言ってなかなか起きてこなかったカミさんが、昼用にと買ってきたバーガーキングのバーガーを食べたら元気になった。
午後になって日差しも出てきて、陽気に誘われるように散歩することになった。目指すは仙台東照宮への初詣のときに見つけた北六のカフェ。ちょっとご無沙汰になっていた。
カフェでココアを飲んだ後、そこから宮町通りへ抜けて、途中の酒屋で日本酒を買ってこよう...というコース。
奥のスペースにあるお気に入りの(といってもまだ2回くらいしか来てないんだけどね。)4人がけの席にもすでに先客がおり、空いているのは、通路に沿って設置されたカウンターの席と入り口のところの一人がけソファ2個のみ。カミさんのリクエストでカウンター席にした。
近くでお祭りがあったとか、何かのイベントがあったというわけでもなさそうだから、ま、近くに住んでる常連さんたちなんだろう。楽しそうに茶飲み話に花を咲かせている。だれが座るんだろうと興味のあったテーブル席の間に置かれた数人がけの長いソファーには若い女の子が一人腰掛けて読書に没頭していたな。
テーブル席の客同士は知り合いということではないと思う。けど、不思議な一体感を漂わせている。やあ、これがこのカフェの日常かあ...。
私らはいわばよそ者のはずなんだが、そんな居心地の悪さもなく。のんびり、まったり、ココアと一緒にサンドイッチのセットをひとつだけ。2個ついてきたサンドイッチをカミさんと1個ずつ分けてちょうどいいボリュームだ。ココアの後でコーヒーまでお代わりして持ち込んだ文庫をゆっくり読んだ。
1時間くらいいただろうか。2杯目のコーヒーを飲みきったところで、お店をあとにした。先客はまだいらっしゃる。一番あとから来た我々が先抜け。書いておこう、ここのサンドイッチはうまい。
予定どおり、帰る途中に宮町通りのA部八酒店。
ここは日本酒の品揃えがいい。というか、日本酒ばかり。それも美味しい日本酒オンリーw。東北の珍しいお酒が冷蔵ショーケースの中にずらりと並んでいる。
基本、東北の酒にハズレはないが、私が今もっとも気に入って飲んでいるのは山形県の日本酒。その前は青森県だったw。どっちもいい酒を造ってるよなあ。
で、今回選んだのは「出羽桜」の純米吟醸・無濾過生原酒。まろやかだがすっきりした味わい。ありきたりな表現しか浮かばないが、この表現の極みという感じ。
山形県の日本酒、しみじみ旨いなあ、さすがGI取得しただけある。