B3☓−2H
2強時代
山岡が期待どおりの立ち上がりを見せ、吉田正尚の2ランで先制したときは、これでバファローズの日本シリーズ進出は決まりだなと思った。
ところが、6回裏の2アウト2、3塁、頓宮のセンターオーバーかという当たりを牧原が超ファインプレーでキャッチ、追加点を許さなかったことで流れが変わり、ホークスは直後の7回表にデスパの2ランで同点に追いついた。
なんとも、今シーズンのパ・リーグを象徴するようなファイナルの競り合いだった。
悔しいけれど、パ・リーグはバファローズとホークスの2強時代に入っている印象がある。その中でも勢いのあるのはバファローズで、ホークスはひところの圧倒感はなくなりつつある、世代交代のタイミングなんだろう。
それでも、牧原が6回裏の守りで見せたファインプレーは、ホークスの選手に植え付けられた「勝ち」への集中力、諦めないメンタルなんだろうと感心した。