わしろぐ

60代ジジイのプロ野球観戦レビューと身辺雑記です。/ in Sendai

あそこに2ランを打てる中村を置いた(置ける)ホークスがやっぱり一枚上手だった(強かった)ということだろう。

流れが変わった瞬間

E3−6H

イーグルスは、1点勝ち越して8回のマウンドにセットアッパー西口を送った。ホークスは5番・牧原から始まる打順だった。
こういう競ったゲームでは先頭打者を出すか出さないかが特に大事になるところ、西口はしっかりこれを空振りに討ち取った。
....はずが、バッターは振り逃げ、キャッチャーからの送球をファーストのフランコまさかの落球でセーフにしてしまった。

悪送球でもなんでもないボールだったから、あれは明らかなフランコのエラー、チョンボである。あれで流れは完全に変わった。
というか、あれがホークスでなかったら、もしかしたら逃げ切れたかもしれない。ただ、やはりホークスはあのチャンス、流れが変わったところを見逃してはくれなかった。


動揺を沈める前に自身が撃沈

西口は、動揺した。ヒットで出塁された方が気持ちを切り替えられるだけまだマシだった。もしくは、仮にあれが普通の守備エラーだったら、野手のエラーを消そうと開き直れたかもしれない。
しかし、フランコのエラーはそうではなかった。見方を変えたら、怠慢ともとれる、もしくは故意落球ともとれる、そんなあり得ないエラーだった。それだけに西口にはかなり大きなダメージになったはずだ。

西口は動揺を沈める前に、次のバッター中村に痛恨の逆転2ランを浴びてしまった。沈める前に沈められてしまったのだ。撃沈だった。
逆風の中の2ランを打った中村を「さすが」と褒めるべきか、気持ちを切り替えられなかった西口の未熟さを嘆くべきか(あくまで西口が動揺から「投げ切れなかった」としたならば、ということだが....)。

ま、逆転されたとはいえ、この時点ではまだ1点差...だったのだ。

それが、あっという間に3点差に...

エラーを帳消しにしたいフランコから始まる8回裏の攻撃は、そのフランコが空振り三振、岡島もセカンドライナー、島内も復活の一打になりそうなセンターへの大飛球を周東のファインプレーに阻まれた。

ベンチの投手起用に迷いはなかったか...

そして、9回表。延長を想定してか、マウンドには松井裕樹ではなく宮森を送った。これが結果的に誤算となる。1ヒット2四球で1アウト満塁にして左の牧原を迎えた。
鈴木ソラはすでに使ってしまっていたから、ここで宮森に代えて弓削をマウンドへ送り出した。しかし、これが予想どおりの大誤算。弓削はバッターを追いこんでいるようで、それと同じくらいに自分を追い込んでしまうタイプのピッチャーである。ほれ見たことか....の押出しの死球と犠牲フライでしっかり2点の追加点を献上したのだった。


思ったこと

終わってみれば、実にもったいないゲームだった。先発の岸が前回のロッテ戦とはまったく別人の好投で、6回2失点、通算150勝の権利を持ってマウンドを降りていたわけで、チーム全体が岸の150勝を勝ち取るぞという雰囲気にもなっていたし、1点とはいえ、リードしてセットアッパーの西口までバトンは渡っていたのだから...。

しかし、たった一つのプレー(エラー)が状況を一変させた。野球はすごく恐いスポーツだ。団体競技でありながら、個人の一つのプレーがチーム全体の勝敗を大きく左右する。団体競技でありながら、個人競技の色がものすごく分かりやすく出てしまうゲーム、それが野球である。

ただ、その個人の一つのプレーを勝ちゲームへと影響させていくのにも実力がいる。昨日の場合は、あそこで2ランを打った中村と、その中村をあそこに置いた(置けた)ホークスの勝ち運と実力の両方がイーグルスを上回っていたというべきなんだろう。

首位ホークスとのカード初戦で連敗を止め、ブラックフライデーの呪縛からも解放され、「さぁ、これから」という大事な第2戦のゲームを8回までリードしてきたイーグルスだったが、たった一つのプレーがきっかけでそこまでの流れを完全にひっくり返されてしまった。

昨日のゲームを引きずってしまうか、それとも明日からのゲームの肥やしにするか。前者ならもはやそれだけのチーム、優勝できる力はもともとなかったということだし、後者なら、それだけの力をつけてきているということで、優勝の可能性を追える資格のあるチームということだろう。

昨日のゲームを笑って振り返れるシーズンにしなくては...。

似てねえ.....w。とりあえずは2000奪三振おめでとう!