わしろぐ

ジジイのプロ野球観戦雑記です。身辺雑記もあるよ。/ in Sendai

宮森が残っていた...

L4−6E

先制するも「0アウト満塁」のチャンスを2回つぶす展開

2回に太田の2ランで先制し、初回の2アウト満塁のチャンスをつぶした嫌な雰囲気を蹴散らしたまでは良かった。ところが、その後も、3回表、4回表と「0アウト満塁のチャンス」を2回も作って、いずれも得点できなかったときは、これはライオンズに流れが行くな...と嫌な予感がしたものだ。

好投・早川を6回80球で交代の謎

ところが先発の早川がよく踏ん張った。6回まで3被安打1失点の好投を見せる。球数も80球とテンポもよかった。すると、7回表の攻撃、味方打線の反撃がようやく得点に結びつく。2アウト1、2塁で小深田の打席、相手は左キラーの公文を当ててきたが、コブちゃんがこれを見事攻略し2点タイムリー2ベースにしたのだ。

しかし、石井監督は7回から継投に入ったね。この日の早川なら7回も行けたと思うが、石井監督はソンに代えたのだ。このへんの投手起用は素人にはよくわからん、はっきり言って...。

やってくれたなぁ...石井さんよぉ

そのソンは、外崎、愛斗と2打席連続のホームランを献上して、たちまち1点差まで詰め寄られた。ま、はっきり言って、早川からソンへのスイッチが裏目に出たのである。「やってくれたなあ...、石井さんよぉ〜」心の中のブラックな面の私がつぶやいたw。

だから「逆」だって...

そして、何度も言うようだが、今の総合力からすると「宮森とソンが逆」なのだ。早川を代えたこと、代えたのが宮森じゃなくてソンだったこと、石井は2つのミスを犯しやがったよ....とブラックな私。ところが宮森を温存したことが最後に生きてくることをこの時点の私には想像すらできなかった。

1点リードで守護神・松井へ

1点リードで迎えた9回裏、マウンドにはもちろん松井裕樹、...なんだが、これで3連投。しかも、相手は3番・森友哉から始まる山賊の中の山賊ときた。しかし、メヒアはいない...、正直、そこはホッとしながら見守った。

で、先頭の森友哉に3ベースを打たれ、次の山川は切り抜けたが、曲者・外崎に痛い痛い犠牲フライを打たれ同点に追いつかれた。松井を出して、同点にされたのだ。誰が見ても流れはライオンズに傾いて延長戦へ。

そして延長戦

10回表の相手ピッチャーは守護神・増田である。もう、完全にライオンズのペースになりつつあった。案の定、3者凡退にされ、ライオンは裏の攻撃を迎えた。

松井のあとはだれだ?。ハッキリ言って、楽天ファンでも「この人」と強く推せるピッチャーはいない。強いてあげるなら、安楽、もしくは酒居といったところだが、なんと、マウンドにはブセがあがった。

ところが、昨日のブセ、いい感じに開き直ってここを無失点で切り抜けた。キャッチャーが包容力のある炭谷に代わっていたのが効いたかもしれないw。

浅村の勝ち越しホームラン

すると、今度はイーグルス3番・浅村から始まる打順で、これが値千金の勝ち越しホームランを打った。ライオンズは9回裏に3番・森の3ベースで同点のキッカケを掴んだが、うちは一気にホームランで勝ち越した。序盤にあった0アウト満塁のチャンスで1点もとれなかった悪い流れを浅村が延長戦にはいって、一発で吹き飛ばしてくれた。

ここで島内

そして、続く島内。この日はチャンスでことごとく仕留められていた島内だったが、軽く合わせて2ベース。「ここで島内」をナメてもらっちゃ困る。それにしても浅村と島内のバランスは絶妙だ。

そして大地

そしてそして、5番・辰己にバントはさせずに打たせると、これがしっかり進塁打にして、1アウト3塁の場面。で、「ここで大地」がしっかり仕事をするのである、犠牲フライで追加点...と。

問題は松井のあとのクローザー

このあと岡島がヒットで出塁したが、守備固めで出ていたカズキがあっさり凡退して11回裏へと進んだ。

さぁ、問題はここからである。リードした場面でマウンドへ送れるピッチャーなんて残っていたか...。球威や変化球の切れといったボールの質以前に自分のパフォーマンスをいつもどおり出せるピッチャーでなければいけない。となると、いよいよ安楽か酒居くらいしか残っていないのだ。

しかもライオンズの打順は2番源田から始まる、ある意味、一番ヤバい打順から。いやぁ、盛り上がるなあ。

宮森が残っていた

で、マウンドへ送られたのは宮森だった。そう、宮森が残っていたのだ。宮森ならいける、たしかにいける...。私にそう思わせるピッチャーに宮森はすでになっていた。

そして、その宮森が源田、森、山川をピシャリと3人で抑えてみせたのだ。これって凄いことである。

ただでさえクローザーはタフなポジションなのに、この時期、このカード、あの点差、あの打順で、しっかり結果を残したのである。

宮森にはクローザーも託せることが証明された。これは大きい。

そういう意味では、7回裏ソンの投入は「瓢箪から駒」という結果になったくさいw。

さいごに(今日予告先発の瀧中くんへ)

いやあ、今日のブログは書いててとても興奮したし、楽しかった。わしほー。

ということで、さぁ、今日は瀧中くんだが、瀧中くんに言っておきたいことがある。

瀧中くん、4連勝なんて考えることないぞ。ましてやできるだけ長いイニングを投げようなんて他のピッチャーを気遣うこともない(君はエースじゃないんだから...。)。とにかく自分のピッチングをしっかりすることだけを考えて投げろ。

あとは、野手が、リリーフ陣が、それなりになんとかするから。

一番ダメなのは、いろいろ考えすぎて自滅すること。自滅するってことは、チーム全体が迷惑するってことだからね。よろしくね。