わしろぐ

ジジイのプロ野球観戦雑記です。身辺雑記もあるよ。/ in Sendai

良くも悪くも則本は則本だった…

岸の登録抹消

まずは岸の登録抹消の話題から。ローテどおりなら昨日の先発が岸のはずだったが、則本の予告先発が告げられ、不思議に思っていたら、昨日は、その岸の登録抹消が発表された。石井監督によると、「コンディション的に今回は間に合わない」という理由らしい。

思い切って登録抹消としたのは、責任感の強い岸に踏ん切りをつけさせるためだったろうと想像する。10日間空けて、次の登板に万全な状態で戻ってくれればいい…は、石井監督の選手ファーストの一貫性ともとれるし、中途半端なパフォーマンスで2つのゲームメイクを不安に晒すよりも、万全な1つのゲームメイクに期待する、そういう指揮官としてのシビアな判断にも見える。

則本のときのように「やってもらわなくては困る」と抹消せずに残したかと思えば、今回の岸のように強制的に抹消して調整させる。これが石井流である。ゲーム以外のところで見せた「瞬発力」でもあるんだろう。

今回の抹消が何倍にも強力になってチームの原動力として戻ってくることを期待したい。

昨日のゲーム

L3−4E

ノリはノリ

あぁ、やっぱり則本だったなあ...というゲーム。中5日での登板は、岸のコンディショニングの影響を受けた格好ではあったが、序盤の立ち上がりからすると、則本のコンディション自体はそこまで悪くはなかった、というか、コンディションは逆に良かったように見えた。

だからこそ、5回で降板したことが残念でならない。ま、そこが則本らしいといえば、則本らしいのだが...。

味方打線は、初回に茂木のホームランで先制し、さらには4回表に最近のイーグルス打線が得意としている集中打で3点追加、4点リードの展開にした。...にもかかわらず、そこからバタバタしてしまうのだから情けない。

ルールだから則本に9勝目がつくのはしょうがない。ただなあ、エースがたったの5回しか投げずに、しかも味方が4点差にしたゲームを1点差まで戻されて、(あとはヨロシク...とばかりに)そのままマウンド降りて、それで9勝目というのもなぁ....。引っかかる。

ゲーム後のヒロインに、もし則本が出てきていたら俺は石をぶつけてやろうかと思っていた(ま、あり得ないけど...)。茂木が出てきたときは正直ホッとしたw。ほんと、リリーフ陣はよく投げた。(リリーフ陣の)みんなに1勝ずつ付けてやりたいくらいである。*1

悪い予感的中

則本の失点シーンの印象を書いておく。4回表に味方が3点追加し、4点差にしたその裏の守りだった。なんとなく予感はしていた。4回裏は、山川から始まり、3人めには「対則本」の打率が8割という愛斗が控えていたから。強気のピッチングとよく言われる則本だが、「こうなるとヤバいなあ」という展開になると、不思議と引き寄せられるかのように、そうしてしまう(気持ちの)弱さが則本にはある。*2

そして、その予感は的中する。先頭の4番山川、5番栗山と連打で出塁させると、愛斗には最悪の3ランを献上してしまった。前の回までのピンチをことごとく凌いできていた則本も、ここではさすがに運尽き果てたという感じだった。

あそこを投げ切っていたら、5回降板の9勝目にも中5日に免じて何も言わなかったと思う。惜しい。

*1:宮森も西口も疲れが相当溜まっている内容で心配である。それでも苦しそうな表情を見せないところがすごいね。松井もソンも然り。

*2:そうなってしまう、ではなくて、そうしてしまうのだな。