E3−5M
いきなり満塁ホームラン
イーグルスが打たれた方ね。
先発の岸。ボールに元気がありませんでしたね。初回から連打で満塁にすると、苦手ポランコに最悪の満塁弾、いきなり4失点スタートにしてしまいました。
ま、初回の4失点は起きてしまったこと、しょうがないと諦めるしかないとして、序盤に1点差まで追いついて、中盤を無失点のまま、さあ終盤へとなる7回表のロッテの追加点は防げた失点だったと思います。
あそこで引っ張るか...
2回以降、ゲームを壊さず粘り強く投げた岸は、普通なら6回でスイッチするタイミング。解説の鉄平さんもコメントしていたけど、前日のゲームで田中が8回投げたことで、リリーフ陣は揃って温存、だれでも行けるところでした。ところがなぜか7回表のマウンドへ岸を送り出す不思議采配。
スコア的には7回の失点が無くても負けてたゲームですが、1点差のままの終盤であれば、また違った展開もあったはずです。そういう流れを作るのが監督の仕事なんだけど、ま、だいたいは(流れを)止める方で貢献しちゃってるし...。
とんとんと2アウトまで取って、若い投手だったら、あそこで代えたりもする石井監督なんですが、岸とかのクラスだと「どうぞ、どうぞ...そのままどうぞ」という感じです。
石井の傾向と対策
それでなくても先発の見切りが早い石井監督はそのせいで若いリリーフ陣の登板過多を招いているわけですが、それを今になって反省したとも思えない。
というより、あそこは逆にスイッチするタイミングでしょ。前回のノリもそうでしたが、ベテラン組を引っ張りすぎて失敗は、石井監督がときどきやらかすミス継投です。
若い(リリーフ)ピッチャーには登板過多、ベテランピッチャーには信頼過多、これが石井監督に見られる傾向なんだけど、いい加減学習(修正)してほしいね。スタイルを曲げない強さが石井監督の良さでもあるけど、経験のないところからくる頑固さは厄介でもあります。ド素人がえらそうですが(これが最近口癖)。
コーチじゃなくて監督だろう
チーム防御率がパ・リーグ最下位とよく言われますが、これって投手コーチの責任というよりも石井監督の選手起用、継投采配の影響が大きいように思います。なまじ投手出身の監督なだけにいろいろやってしまう、やりすぎてしまう、そういうことです。
田中、岸、則本、このベテラン組の操縦は永井コーチには荷が重い。監督の腕の見せ所なんだけど、見せるどころか何もやってないよね。
好投の種市を6回でスイッチ、最後2点差のところを、ペルドモ、益田の勝ちパターンを使わずそのままゲームセットに持ち込んだロッテの吉井監督の投手起用とあまりにも好対照になっていませんか。たまたまですか。これが経験の差ってやつなんだなあ、きっと...。
相性の差
攻撃では、ロッテ戦に強いイメージの大地が珍しくブレーキになっていました。岸との対戦成績がゲーム前まで打率7割5分と相性良すぎのポランコがいきなり満塁弾と、相性という面でも昨日はロッテに分がありました。